どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
新型フォレスター、気になるけど…納期1年以上って...
しかも価格は400万円越えでオプションをつけると年収に相当する金額になってくるので、おいそれとは購入できないのが現実ですよね。
僕自身、2024年2月にフォレスターを購入しました。選んだのは、2019年式の5代目のAdvance B型です。当時ですでに5年落ちの車でしたが、型落ちだからといって特に何も不満はありませんでした。
本記事では、そんな僕が実際に5代目フォレスターに乗って感じた「よかったこと」「気になったこと」など、リアルな体験を交えて紹介していきます。
「新型を買うべきか? それとも型落ちを狙うべきか?」と悩んでいる方の判断材料になれば嬉しいです。
購入までの経緯と迷った車たち
僕がフォレスターを購入したのは、子どもが生まれて移動手段の優先度が一気に変わったことがきっかけでした。
もともとはインプレッサスポーツハイブリッドに乗っていたのですが、結婚と引っ越しを機に一度手放し、街乗り重視で軽自動車に乗り換えました。
でも、子どもが生まれて実家に帰る機会が増えたり、ベビーカーや荷物が増えたりするなかで、軽自動車では手狭だと感じるようになりました。
荷室の広さや後席の快適性や安全性も含めて「そろそろファミリーカーが必要だな」と思い、乗り換えを決意しました。
SUV or ミニバン|迷った末の決め手
車選びはかなり悩みました。
SUVでは「スバル フォレスター」、「日産エクストレイル」、「トヨタ ハリヤー」、ミニバンなら「トヨタ VOXY」を検討していました。特にエクストレイルとVOXYはフルモデルチェンジ後だったこともあり、試乗にも出向き真剣に購入を検討していました。
でも、最終的にフォレスターに決めたのは、妻の「このデザイン、かっこいいね!乗ってみたい!」と言ってくれたことが大きかったです。
元々スバルに乗っていたこともあり、スバルの「安全装備=アイサイト」が有能なのは過去の実体験からもわかっていたので、妻の気が変わらない内にトントン拍子に話を進めていったことを覚えています(笑)
Advanceを選んだ理由
購入したのは「e-BOXER」を搭載した「Advance」です。
当時の「e-BOXER」はバッテリー容量が小さく燃費よりも加速や走りにプラスされる味付けだったので、「燃費が劇的に良くなる」とは正直思ってませんでした。カタログ燃費を見てもそれは明らかでした。
でも、今の住んでいる地域が住宅街で、信号や一時停止も多い交通状況なので、少しでもストップアンドゴーが滑らかに、燃費が伸びればいいなという思いがありました。
あと、新車じゃなくて中古車という点に多少の不安はありましたが、前オーナーがスバル愛の強い方だったらしく、丁寧に乗っておられ内装の傷もなく担当の方から聞けて安心できました。
タイヤ、ステアリング、フロアマット、バッテリーを新品に無償交換していただけるというありがたい対応もあり、安心して購入に踏み切れました。
購入後にバックカメラのトラブルはありましたが、保証期間内だったので新品交換してもらえ今では、快適にスバルライフを送れています。
実際に乗って感じた「良かったところ」
5代目フォレスターに乗り換えてから、走り・快適性・積載力など、日々の運転で「これは買って良かった」と思うポイントがいくつもありました。
ここでは実際に乗ってみて感じた“リアルな満足ポイント”を紹介していきます。
アイサイトのツーリングアシストがめちゃくちゃ便利
まず驚いたのは、アイサイトのツーリングアシスト。
高速道路での全車速追従&ステアリングアシストは想像以上に楽で、長距離移動の疲労感がかなり軽減されます。
「ここまで任せられるのか…!」と感じたのは正直驚きで、渋滞にハマった時の快適さは一度体験するともう手放せません。これは本当にリアルな感想です。
見た目より運転しやすいサイズ感
見た目はやや大きめの印象があるフォレスターですが、実際に乗ってみると取り回しは意外としやすいです。
視界も広く、ボンネットの位置感覚もつかみやすいため、住宅街の細い道や立体駐車場でも安心して運転できます。
妻も「思ったより運転しやすい」と言っていたので、家族でシェアする車としても◎です。
積載力がとにかく頼もしい
ベビーカーやキャリーワゴン、テントや椅子など入れてもまだ余裕がある荷室の広さには、本当に助けられています。
キャンプ道具一式も難なく積めるので、「荷物を減らす工夫」をあまり気にしなくていいのは大きなメリットです。
荷物の出し入れがしやすい高さと開口部の広さも地味に便利で、使い勝手の良さを日々実感しています。
家族向けSUVとして“ちょうどいい”
フォレスターは、パワー・安全性・積載力・運転のしやすさがバランスよくまとまっていて、すべてが「ちょうどいい」と感じました。
高速道路でもストレスなく走れるパワー感がありながら、家族を乗せて安心して運転できる扱いやすさも持っています。
荷室も広く、ベビーカーや荷物を積んでも余裕があり、家族でのお出かけが快適になりました。
見た目は大きいですが、運転してみると意外と小回りが利くのも好印象。
妻も「運転しやすい」と言ってくれているので、家族で共有しやすい一台だと思います。
正直ここは気になったところ
総合的にはとても満足している5代目フォレスターですが、乗ってみて「ここは気になるな」と感じたポイントも正直に挙げておきます。
静粛性は思ったより高くない
走行中、ロードノイズを意外と拾うなという印象がありました。
特に高速道路の路面によっては、結構音が気になる場面があります。
とはいえ、フォレスター自体がSUVらしいタフさを持った車なので、個人的には「これも味だな」と割り切っています。
ラグジュアリーな静粛性を求めている方には、この点はしっかりチェックしておいたほうがいいかもしれません。試乗時は短い距離しか走れないことが多いので、あえてSPORTモードを使って加速時のエンジン音やロードノイズを確認するのがおすすめです。
エンジン音や室内の静かさが気になる方は、購入前に意識的に試してみてください!
スライドドアがない不便さ
後席のドアはかなり大きく開き、80度近く開くので乗り降りはしやすい作りになっています。ただそれは隣に車がいない時の話です。
隣に車が停まっていると、開けられる角度がかなり制限されるので、子どもの乗り下ろしは慣れるまでかなり気を使います。
乗り換え前が軽自動車でスライドドアの便利さを知っているので、顕著に不憫さを感じます。たまに「スライドドアだったら楽やのにな」と愚痴ることがあります(笑)
でも、乗っているとまだ慣れることができるので、個人的には大きなデメリットではないかなと思っています。
型落ち=デメリット?実はこんなメリットもある
「型落ち=古い」「型落ち=妥協」というイメージを持たれることもありますが、5代目フォレスターには型落ちならではのメリットもちゃんとあるということでした。
価格がこなれていて、割高感が少ない
まず大きいのは、価格が現実的なこと。
新型フォレスター(6代目)は、オプションをつけると450〜500万円近くになるケースも珍しくありません。
その点、5代目フォレスターなら、同じスバルの安心感・安全性能を備えつつ、より手の届きやすい価格帯で購入できます。
5代目フォレスター(2019年式)の中古車価格相場
2025年4月時点での5代目フォレスター(SK型)の中古車価格は以下の通りです。
- 2018年式〜2020年式:約100万円〜250万円
- 2021年式〜2023年式:約200万円~350万円
- グレード別
Advance:約180万円〜300万円 - STI Sport:約250万円〜350万円
例えば、2019年式・走行距離約4.5万のkmの「Advance」で、総額約178万円の車両もあります。
しかし、グレードや走行距離、装備内容によって価格は変動しますが、一般的には200万円前後から購入可能になってますね。
在庫が豊富で、すぐに乗り出せる
5代目フォレスターは中古車市場にまだまだ在庫が豊富にあります。
グレードやカラー、オプション装備のバリエーションも多く、自分たちに合った1台を見つけやすいのは大きなメリットです。
Advanceのようなe-BOXER搭載グレードや、スポーティなSTI Sportなど、好みに合わせた仕様を選びやすいのも、型落ちならではの強みと言えます。
さらに、納期が早いのもポイント。
新型フォレスターは納車まで1年待ちというケースもありますが、5代目なら在庫次第で即納や1ヶ月程度で納車が可能です。
「今すぐ家族で出かけたい」「すぐに新しい車が必要」という方にとって、このスピード感は非常に大きなアドバンテージだと感じました。
もちろん、新型との違いもある
型落ちにもメリットが多いとはいえ、新型との大きな違いも存在します。
それが、ストロングハイブリッドが搭載されていないことです。
5代目のe-BOXERはあくまで「モーターアシスト」という位置づけであり、本格的なハイブリッド性能(燃費向上)を期待するものではありません。
今回の6代目に搭載されたストロングハイブリッドは、燃費性能を大きく向上させてきており、旧型と新型を比べるとこの燃費の差は無視できないポイントです。
とはいえ、もともとショートストローク水平対向エンジンに「燃費だけを求めすぎるのもどうなのか?」という思いもあり、使い方次第では型落ちの5代目でも十分満足できると感じています。
まとめ|型落ちでも5代目フォレスターは魅力的!
納期が長く、価格も上がった新型フォレスター(6代目)。
それと比べると、今の5代目フォレスターは価格、納期、実用性という点で、かなり現実的な選択肢だとあらためて感じました。
もちろん、ストロングハイブリッドによる燃費向上や、最新の安全装備に魅力を感じる人もいるでしょう。
でも、今すぐ安心して乗り出したい、家族との時間を充実させたいという目的なら、5代目でもまだまだ十分選択肢に入ると思います。
実際に乗っている立場から言えるのは、「型落ちだから妥協」ではなく、「自分たちの生活に必要な機能がしっかり備わっているなら、それで十分」だということです。
5代目フォレスターはまだまだ現役!
新型を迷っている方も、一度脚を止めて5代目にも目を向けてあげてください。