どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
このブリーフケースを見て「使いにくそう」「今どきブリーフケース?」と思う人は多いと思います。
見た目どおり軽くないし、大容量でもない。
ガジェット類をたくさん詰め込めるような実用性重視のバッグではもちろんありません。
でも、僕にとって本当に大事だったのは、「これを持って出かけたいか?」「デスクに置いたとき、気分が上がるか?」
──たったそれだけで、このブリーフケースを選びました。
これは万人受けするモノじゃないことは、もちろんわかってます。
でも、こういうのが好きな人には、きっとズブズブッと刺さるはず!
今ではすでに販売終了となり、簡単には手に入らない希少なモデル東洋スチール『KONSTELLA ブリーフケース』を、iPadブロガーとしての目線でレビューしていきます!
- もう新品では買えない東洋スチール KONSTELLA ブリーフケースを、あえて今選んだ理由
- iPadブロガーの持ち物にちょうどハマる収納力
- 唯一の欠点──X100Vが入らない
- 職場には合わなかったけど、プライベートでは主役になるバッグ
- 販売終了と中古流通、その希少性と味わい
- まとめ|不便さを超えて、持つ意味がある
もう新品では買えない東洋スチール KONSTELLA ブリーフケースを、あえて今選んだ理由




「KONSTELLA(コンステラ)」は、東洋スチールが2016年に発売したアルミ製のブリーフケース。
ビジネスバッグとしては珍しい、無骨でミニマルなデザインが特徴です。
当時の新品価格はおよそ5万円ほど。手軽に買える価格帯ではありませんでしたが、最近たまたまヤフオクで出品されているのを発見。少し大きめの目立つ傷がありましたが、11,000円と発売当時の1/5の価格だったので、これはもう「タイミングが来たな」と思い、即決で落札しました。
今ではすでに販売終了となっており、公式サイトを見てもすべて在庫なし。
再販の予定もなく、新品で手に入れるのはほぼ不可能な状況です。
■ KONSTELLA ブリーフケースの基本スペック
| 製品名 | KONSTELLA ブリーフケース(ブラック) |
|---|---|
| サイズ | W400 × H350 × D63 mm |
| 重量 | 約1.43kg |
| 素材 | 本体:アルミニウム合金 持ち手・固定バンド:本革 |
| 収納構成 | A4ポケット×2、A6ポケット×2、ペンホルダー×2、 PC固定用レザーバンド付き(内部クッション仕様) |
| 生産国 | 日本(ここ重要!) |
こうしてスペックを見ても分かるように、軽量でもなく、収納力が飛び抜けているわけでもありません。
でも、それでも惹かれたのはこの“無骨な美しさ”と、持ったときに感じる「物としての強さ」でした。
誰もが便利だと思う道具ではないけれど、「少数派でも、自分にとって特別なものを持ちたい」──そんな気持ちを形にしてくれるブリーフケースです。
iPadブロガーの持ち物にちょうどハマる収納力

このブリーフケース、見た目の印象どおり「ガジェットをたくさん詰め込めるバッグ」ではありません。
でも逆に、その限られた容量だからこそ、“持ち物を厳選する意識”が生まれます。
僕がこのバッグに入れているのは、主に以下のセットです。
- iPad Air(第5世代)+Magic Keyboard
- Kodak PIXPRO FZ55(コンデジ)
- ポーチ(モバイルバッテリー+ケーブル類)
- ワイヤレスイヤホン
- GameSir G8(ゲームコントローラー)
- 折りたたみ式スタンド(MOFT)
これでだいたい容量の8〜9割が埋まります。
内側にはクッション付きのポケットや本革バンドが備え付けられていて、iPad Airやカメラも安心して収納できます。
ペンホルダーや小物ポケットもあるので、ケーブル類やApple Pencilの居場所にも困りません。自分に必要なモノ容量が限られているおかげで、“本当に必要なモノ“しか持って出かけなくなりました。
これって実は、“効率的なモバイルワーク”の第一歩なんじゃないかと思っています。
唯一の欠点──X100Vが入らない

このブリーフケースに感じた唯一にして最大の欠点。それは僕のメインカメラ「FUJIFILM X100V」が入らなかったこと。
X100Vはお世辞にもコンパクトとは言えず、レンズの突出部分がブリーフケースの奥行きがギリギリ足りない。このカメラさえ入ってくれたら完璧だっただけに、個人的にちょっと惜しいポイントでした。
ただし、サブ機として使っている「Kodak PIXPRO FZ55」であれば、サイズも小さく全く問題なし!カフェでの写真や、出先での記録程度であれば十分に事足ります。
むしろ、撮影用のカバンではないので、割り切るきっかけにもなって、これはこれで“荷物を減らす習慣“を後押ししてくれるようにも思います。
職場には合わなかったけど、プライベートでは主役になるバッグ
最初はこのブリーフケースを、通勤バッグとしても使ってみようと思っていました。
しっかりした造りだし、見た目もクール、仕事道具を入れて毎日持ち歩いたら、ちょっと気分も上がりそうだなと。
でも、実際に職場に持って行こうとすると、どこかで“気負っている感じ”が出てしまって…。
社内の雰囲気や服装とのギャップもあって、「ちょっと浮くかも?」と感じ一度も職場に持って行けてません(笑)
でも、プライベートで使う分にはこれ以上ないくらいちょうどいい。

カフェやプライベートラウンジで、このバッグを机の上に置くと「よーしやるぞ!」とやる気がみなぎってきます。
「自分の時間を大切にする人のバッグ」──そんな言葉がしっくりくる存在感。
持ち物としての主張がありつつ、どこか静かで、強さがある。
誰かに見せるためじゃなくて、自分が気分良く過ごすために持つ道具。
そういうモノって、意外と生活の中で重要だと思っています。
販売終了と中古流通、その希少性と味わい

このKONSTELLA ブリーフケース、今はもう新品で手に入れることができません。
公式サイトでもすべて在庫切れ、今後の再販予定も発表されていないため、事実上の販売終了となっています。
僕が入手できたのは、たまたまヤフオクで出品されていた中古品。
価格も状態も理想的で、まさに“出会ってしまった”という感じでした。
こういう道具って、いつでも買えると思っていると、気づいたときにはもう手遅れになっていることが多いんですよね。
特に製造終了してしまったプロダクトは、今ある1台が唯一のものになる。
そう思うと、ちょっとした擦り傷すら「自分だけの風合い」に感じられます。
このブリーフケースも例外ではなく、アルミ素材ならではの経年変化が楽しめる一品。
小傷やスレは避けられませんが、それすら味として馴染んでいく感覚があります。
新品で手に入れること非常に困難を極めるので、良品の中古を見つけたら迷わず「確保」するのが正解かもしれません。
まとめ|不便さを超えて、持つ意味がある

軽くはないし、ガジェットがたくさん入るわけでもない。
持ち運びやすさだけで言えば、他にも便利なバッグはいくらでもあると思う。
でも僕は、それでもこのKONSTELLAを選んで良かったと心から思っています。
それはきっと、「道具としての魅力」以上に、「持つことそのものがスタイルになる」から。
カフェで、ラウンジで、自宅の作業スペースで。
ふとブリーフケースを開く瞬間に、自然とスイッチが入るんです。
不便だけど、自分らしさがある。
そんな感覚を与えてくれるバッグって、実はなかなか出会えないですよね。
道具がスタイルをつくり、スタイルが暮らしを変える。
このブリーフケースは、まさにそれを実感させてくれる“相棒”のような存在です。
もしあなたも「ちょっと不便でも、かっこよさを優先したい」と思うタイプなら、
KONSTELLAは間違いなく、あなたにとっても“刺さる”一品だと思います。