【レビュー】iPad Pro M5が正式発表!AI性能3.5倍&通信強化|M4・M2との比較でわかる最適な選び方

どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
Appleがついに最新チップM5を搭載した「iPad Pro M5」を正式発表しました。
M4からわずか1年で登場したこのモデルは、AI処理能力と通信性能を中心に大幅進化。
性能を求めるクリエイターや、PCライクに使いたいユーザー注目の一台です。
iPad Pro M5の最新情報
Appleは2025年10月、最新チップM5を搭載した新型iPad Proを発表しました。 デザインはM4世代を継承しつつ、AI処理や通信機能の強化によって“より実用的なハイエンド機”へ進化しています。
- 新チップ「Apple M5」搭載(CPU性能 約12%アップ/GPU性能 約36%アップ)
- AI処理(Neural Engine)は前世代比 最大3.5倍高速化
- 統一メモリ帯域が150 GB/s超に拡張し、ストレージ読み書き速度も最大2倍に
- 外部ディスプレイ出力が最大120 Hz対応、Adaptive Syncもサポート
- 新ワイヤレスチップ「N1」搭載:Wi-Fi 7/Bluetooth 6/Thread対応
- セルラーモデルは「C1X モデム」で通信速度最大50%向上
- 11/13インチ Tandem OLEDディスプレイ継続採用
- 発売日:2025年10月22日 価格:据え置き(168,800円〜)
AI性能・通信・外部出力など全方位で底上げされ、「iPadで完結できる作業」がさらに増えました。
M4・M2との比較と、その理由
M5登場により、現在のiPad ProシリーズはM5/M4/M2の3世代が選択肢になります。 では、なぜこの2モデルと比較する意味があるのでしょうか?
M4はデザイン刷新と新アクセサリー導入で大きな転換点となった世代。 一方M2は旧アクセサリー互換があり、総コストを抑えやすいのが強みです。 つまり、「性能」・「価格」・「互換性」という3軸で考えると、M2とM4は依然として有力な選択肢なのです。
| モデル | 発売年 | チップ | 主な特徴 | 本体価格(税込) | アクセサリー互換 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M5 | 2025年 | M5(3 nm改良版) | AI処理3.5倍/Wi-Fi 7/外部120 Hz出力対応 | 168,800円〜 | M4/M5専用(新Magic Keyboard・Pencil Pro) | 最新性能・長期運用重視 |
| M4 | 2024年 | M4(3 nm) | デザイン刷新/Tandem OLED初採用 | 168,800円〜 | M4/M5専用(新Magic Keyboard・Pencil Pro) | 新デザインを体感したい層 |
| M2 | 2022年 | M2(5 nm) | 旧アクセ互換/Pencil第2世代対応 | 124,800円〜 | 旧Magic Keyboard/Pencil第2世代対応 | コスパ重視・旧アクセ流用派 |
性能面ではM5が圧倒的ですが、アクセサリー互換とコスパ面ではM2にも依然優位性があります。 M4は中間的立ち位置で、“最新体験をコストを抑えて味わいたい”層に向いています。
Magic Keyboard・Apple Pencilの価格比較
M4以降ではアクセサリーが刷新され、ここも購入判断に影響します。以下は日本公式価格(2025年10月時点)です。
| アクセサリー | 対応モデル | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Magic Keyboard(新型) | M4/M5 iPad Pro対応 | 57,800円(11インチ) 69,800円(13インチ) |
アルミパームレスト/大型トラックパッド/ファンクションキー追加 |
| Magic Keyboard(旧型) | M2以前のiPad Pro対応 | 49,800円(11インチ) 57,800円(12.9インチ) |
樹脂素材/トラックパッド小型/ファンクションキーなし |
| Apple Pencil Pro | M4/M5 iPad Pro対応 | 21,800円 | ホバージェスチャー/回転検知/触覚フィードバック |
| Apple Pencil(第2世代) | M2以前 iPad Pro/Air対応 | 19,880円 | ダブルタップ切替/筆圧・傾き検知 |
新型Magic Keyboardは操作性・素材ともに進化しましたが価格も上昇。 Apple Pencil Proもセンサー強化によりコストアップしています。 そのため、総額で見るとM2世代が最も安く抑えやすい一方、作業効率を追求する人には新アクセサリーの完成度が魅力です。
M5・M4・M2どれを選ぶ?用途別おすすめモデル
M5は確かに高性能ですが、すべてのユーザーに必要とは限りません。
iPadをどう使うかによって最適な選択は変わります。
M5を選ぶべき人
- 動画編集や3Dモデリングなど重い作業をこなしたい
- AI機能や高負荷アプリをフル活用したい
- 長期間買い替えず安定して使いたい
性能面ではM4比でCPU約12%・GPU最大36%向上。
価格据え置きで将来性を見据える人には最適です。
M4を選ぶべき人
- 新Magic Keyboard/Apple Pencil Proを使いたい
- 最新デザインとOLEDディスプレイを求める
- 少し安く新世代体験をしたい
M5と周辺機器は共通で、外観や操作感はほぼ同等。
値下がり時期を狙えばコスパ抜群です。
M2を選ぶべき人
- ブラウジング・動画視聴・テキスト中心の軽作業メイン
- 旧アクセサリーを活かしてコストを抑えたい
- 本体・周辺機器を含め総額を安くしたい
旧Magic Keyboard/Pencil第2世代と互換性があり、 Officeやブログ執筆といった用途には十分な性能です。
「PCライクに使う」と言っても、その範囲は人それぞれ
「iPadをPCライクに使いたい」という声をよく聞きますが、どこまでを“PCライク”と考えるかで必要性能は変わります。
動画編集・3Dモデリング・CADなど重いクリエイティブ作業を行うなら、M5のGPU性能とNeural Engine強化が真価を発揮します。
一方で、Office作業やブログ執筆、画像編集などテキスト中心の用途であれば、iPad Air(M1)やPro M2でも十分。実際、僕自身もAir M1でブログや画像処理を快適にこなせています。
今ならAirまたはProを選んでおけば長く使える
さすがにM1を今から新規購入するのは古さを感じますが、現行のAir/Proシリーズであれば今後3年は余裕で現役。 処理性能・バッテリー・アクセサリ対応のバランスが取れており、仕事端末としても安定しています。
つまり、M5は「最上位を求める人」や「iPadで動画編集・AI生成まで完結させたい人」向け。 それ以外のユーザーにとっては、AirやM4 Proでも十分満足できる選択と言えるでしょう。
出典:Apple Newsroom(2025年10月)/MacRumors/Lifewire/The Verge など国内外報道を参照