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【Apple】iPad mini 7(A17 Pro)のバッテリー持ちは?1日実測ログと消費率を検証【グラフあり】

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iPad mini 7(A17 Pro)バッテリー検証|1日実測ログと消費/時まとめ

iPad mini 7(A17 Pro)のバッテリー持ちを、普段通りの作業で朝から深夜まで計測。区間ごとの消費/時(%/h)を算出し、どの場面で減りやすいか可視化しました。

本検証は実運用重視。ベンチではなく、屋内外の移動や休憩・作業を含む「ふつうの1日」をそのまま記録しています。

iPad mini 7(A17 Pro)の基本スペック

iPad mini 7 本体写真

まずは基本スペックを整理してみます。片手で持てるコンパクトさと、最新チップによる処理性能の両立が「小さいのに妥協がない」と言われる理由です。

項目 仕様 ポイント
ディスプレイ 8.3インチ Liquid Retina(True Tone・P3対応) 小型ながら広色域。電子書籍から写真編集まで万能。
チップ A17 Pro AI処理や画像編集も快適。
ストレージ 128GB/256GB/512GB 外部ストレージ活用で拡張も容易。
重量 約293g(Wi-Fiモデル) 長時間の片手ホールドも余裕。
バッテリー 最大10時間駆動(Apple公称) 動画視聴や作業内容によって変動幅あり。
ポート USB-C 外部ディスプレイ・SSD・充電器を共用できて便利。

今回の検証での使い方(前提)

iPad mini 作業中イメージ

今回の検証は、実際に普段から行っている以下の作業をベースにしています。

  • ブログ:下書き → 推敲 → 公開前の微修正
  • ChatGPT:記事構成の叩き台づくり/要点要約
  • SNS画像書き出し → キャプション作成 → 下書き/予約
  • 画像編集:セレクト → リサイズ → 軽レタッチ中心
  • 動画:YouTube、アマプラ
  • 電子書籍Kindle楽天マガジン

コンパクトながらこの用途をすべてカバーできるのがiPad miniの強みです。ただし、これだけマルチに使うからこそバッテリー消費がどれほど持つかは重要な検証ポイントになります。

1日のバッテリー消費ログ

以下は1日の使用ログをまとめた表と、グラフです。

iPad mini 7 バッテリー消費のグラフ

時間帯 開始 → 終了 主な使用内容 消費/時(%/h)
10:00〜11:30 100% → 87% 画像レタッチ(32枚)、SNSチェック 8.7%/h
11:30〜12:30 87% → 72% 記事構成(ChatGPT)、ブログ執筆、SNS投稿 15.0%/h
12:30〜15:00 72% → 59% 楽天マガジン、Kindle(漫画) 5.2%/h
15:00〜15:30 59% → 49% 娘がYouTube視聴 20.0%/h
15:30〜21:30 49% → 48% 移動〜待機中心(画面OFF多め) 0.2%/h
21:30〜22:30 48% → 35% ブログ作業、画像レタッチ、SNS下書き作成 13.0%/h
22:30〜0:00 35% → 32% SNS閲覧、リラックスタイム 2.0%/h
0:00〜1:00 32% → 17% ブログ作業、SNS閲覧 15.0%/h

10:00〜11:30|画像レタッチとSNSチェック(100%→87%)

画像レタッチ中のiPad mini

初動は画像32枚のレタッチとSNSチェック。1.5時間で13%消費と比較的安定していました。
iPad miniは色味がiPhoneiPad Pro/Airと少し異なるという情報も見かけますが、僕にはその違いは感じませんでした。

編集した写真の記事はコチラ → 【スナップ】Kodak PIXPRO FZ55で歩く心斎橋〜梅田|期間限定トイストーリーカフェにも行ってきた

11:30〜12:30|マクドへ移動(87%→72%)

マクドで作業中のiPad mini

気分転換にこの日はマクドへ移動。記事構成(ChatGPT)+ブログ執筆+SNS投稿を同時進行。1時間で15%減少となかなかの高負荷でした。テキスト中心でも生成AIを絡めると消費が上がるようです。

12:30〜15:00|電子書籍(72%→59%)

電子書籍を読むiPad mini

iPad miniを購入してからは電子書籍を読む機会がダントツに増えました。やっぱりこのサイズ感がドンピシャにハマるんですよね。iPad Airでも読むことはありましたが、サイズが大きく重さもあるのであまり活用できていませんでした。

楽天マガジンやKindleでは消費は緩やか。2.5時間で13%と安定しました。

15:00〜15:30|車で移動(59%→49%)

車内で動画視聴する様子

車での移動中は娘がYouTubeを見ていました。わずか30分の視聴で10%減少とかなり消費しました。動画視聴が最もバッテリー消費が激しいようです。

15:30〜21:30|移動〜待機中心(49%→48%)

待機中のiPad mini

フードコートで食事が出来上がるまでYouTubeを数分見ていました。
それも含めて約6時間で1%(0.2%/h)しか減らず、画面OFF・待機主体では非常に省電力。

21:30〜22:30|再び集中作業(48%→35%)

夜の作業シーン

オーナーズラウンジで夜作業開始。画像レタッチやSNS下書きを含む作業で1時間で13%消費しました。ダブルタスクや負荷が上がるとやはり減りは顕著です。

22:30〜0:00|リラックスタイム(35%→32%)

自宅でのリラックスタイム

自宅に戻り、妻とお菓子を食べながらダラダラタイム。SNSでみんなの投稿を見たり、消したりしていました。1.5時間で3%と省エネでした。

0:00〜1:00|1人時間を堪能(32%→17%)

深夜にiPad miniを操作する様子

SNSYouTube電子書籍などで1時間で15%を消費

バッテリーの減りを分析

長時間の連続使用で消費が大きくなるのは納得ですが、車での移動中だけ妙に減る、逆に1時間使ってもほとんど減らないなど、ばらつきがありました。
環境温度通信環境が関係しているのではないかと仮説をたてました。

以下では、移動時に減りやすい理由と、自宅Wi-Fiテザリングの違いを簡潔に整理します。

なぜ車内や移動中は減りやすいの?

  • 熱がこもりやすい:車内は局所的に高温になりがちで、発熱に伴う制御変化で見かけの消費が増えやすい。
  • 明るさが上がる:外光で自動輝度が高止まり→表示の電力が増える。
  • 電波が揺れる:移動中は基地局切替や弱電界で通信負荷が上がる(ストリーミング中は顕著)。

今回のログでは、動画 × 高輝度 × 移動が重なると20.0%/hまで増加。一方、待機中心の時間帯は0.2%/hまで低下しました。

回線で変わる消費:自宅Wi-Fi vs スマホテザリング

観点 自宅Wi-Fi スマホテザリング
安定性 固定回線由来で安定。
再接続が少ない。
移動や電波状況で変動。
再接続・遅延が増えがち。
電波強度 室内で強いことが多い。 ホットスポットとの距離や向きで弱くなることがある。
処理の起き方 大きなダウンロードも連続で通りやすい。 ばらつくと再送・待ちが増え、画面ON時間が伸びやすい。
体感の減り 同じ作業なら消費/時が低めで安定。 同じ作業でも消費/時が高く見えることがある。
  • 動画視聴が最大の増加要因:15:00–15:30は20.0%/h
  • 集中作業は中〜高消費:11:30–12:30/21:30–22:30/0:00–1:00で13〜15%/h
  • 読書は安定:12:30–15:00で約5.2%/h
  • 待機は極小:15:30–21:30で0.2%/h

まとめ|iPad miniのバッテリーは実用に耐えるか?

今回の実測では、10:00→01:00の約15時間100%→17%(合計−83%、平均約5.5%/h)。
消費は0.2%/h〜20.0%/hまで幅があり、動画・高輝度・移動(車内)が重なると一気に減る一方で、読書や待機ではほとんど減らないことが分かりました。
ばらつきの背景としては、環境温度通信環境の影響が大きそうです。

結論として、テキスト中心の作業であれば1日問題なく使える一方、長時間の動画視聴や画像/動画編集のようなヘビー用途ではモバイルバッテリーが必須だと感じました。