どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
普段からiPadとキーボードでブログを書いていると、「もう少し効率化できないかな」と感じることがよくあります。
コピページやタブ操作、スクショといった繰り返し作業は、毎回キーボードショートカットを押すのが地味に面倒だったりします。小さいストレスかもしれませんが、塵も積もれば...
SNSでおしゃれなデスク環境の写真を見るのが結構好きで、左手デバイスを使って作業効率を高めている人が多く「左手用デバイス導入したいな〜」という思いが日に日に強くなっていました。
今回はそんな中で見つけたのが、「XPPen ACK05」という左手用デバイスを、iPadブロガー目線でレビューしていきます。
イラストや写真編集ではなく、ブログ執筆を中心とした使い方に焦点を当てていますので、同じような作業スタイルの方の参考になれば嬉しいです。
- ① iPadで使える左手デバイスを探していた話
- ②開封レビューとスペック紹介
- ③ 実際にiPadで使ってみた感想
- ④ 僕がカスタムしたショートカットキーを紹介!
- ⑤ 想定外のトラブル→方向性が見えた
- ⑥ まとめ
① iPadで使える左手デバイスを探していた話

iPadや作業する中で、「左手デバイスを使ってもっと効率化したい」と思ってプライムデーセールで調べていました。
MacやWindows向けの左手用デバイスはたくさんありますが、iPadに最適化された製品は本当に少ないんですよね。
そんな中で見つけたのが「XPPen ACK05」という比較的安価な左手用デバイス。
もともとはPC向けの左手デバイスでしたが、最近になって専用アプリ「Shortcut Remote」の登場により、iPadにも対応(※一部制限あり)したと知り、「これは試すしかない」と思い、購入に踏み切りました。
💡 補足:
iPadでの使用にはいくつか制限があります。たとえば、割り当てられるショートカットの内容や、アプリごとの対応状況などが、PCほど自由ではありません。
それでも「コピペ」「Undo」「タブ操作」などの基本操作は問題なく動作し、ブログ執筆や軽作業には十分な機能性があると感じています。
②開封レビューとスペック紹介
「XPPen ACK05」が届いたので、まずは開封しながら外観や付属品、そして基本的なスペックについてご紹介します。
サイズ感や接続方法など、購入前に気になるポイントをまとめました。
②-1:スペック紹介|接続方式やボタン構成をチェック

■ 製品スペック(XPPen ACK05)
こうして見ると、見た目はシンプルですが、カスタマイズ性と接続性のバランスがかなり優秀。
特にBluetoothとUSB-Cどちらにも対応しているのは、iPadユーザーにとって嬉しいポイントです。
②-2:開封の儀|外観・付属品・サイズ感をレビュー

AmazonのPrimeセールを利用して注文し、商品は翌日に到着。開封してまず感じたのは「軽い!そして薄い!」という第一印象でした。
外箱はコンパクトでシンプルなデザイン。




本体の質感はマットブラックで高級感もあり、ボタンの押し心地もしっかりとした「カチッ」としたフィードバックが感じられます。 ホイールの回転もスムーズで、しっかりとクリック感があるのが印象的でした。

第一印象としては、持ち運びにも向いていて、まさに「外作業用ガジェット」として理想的なサイズ感です。
③ 実際にiPadで使ってみた感想

XPPen ACK05をiPadにBluetooth接続して使ってみた率直な感想として、一部制限があるといえど「意外と快適に動作する」というのが第一印象でした。
左手デバイスといえばイラスト用途の印象が強いですが、僕は絵を描くわけでもPhotoshopを使うわけでもなく、iPadの純正「写真」アプリやChromeのはてなブログのエディタが主な用途なので、十分に活用できています。
③-1:Windows PCに接続してアップデート&設定

まず、iPadで使う前にWindows PCに接続し、XPPen公式サイトからユーティリティソフトをダウンロードしてファームウェアのアップデートが必要です。
この設定ソフトでは、各ボタンに割り当てるショートカットキーやレイヤーの切り替え、ダイヤルの操作挙動などを細かくカスタマイズできます。
注意点:ACK05本体に設定を保存する機能はなく、使用する端末ごとに設定の再インポートが必要です。
③-2:ブログ執筆で実感した操作の快適さ

iPadに接続後、まずは「写真」アプリで試してみました。純正アプリでは全く動作しません。これは、デバイスの問題ではなく、純正の写真アプリがそもそも左手用デバイス全般に対応していないことが要因でした。
しかし、ブログ執筆時では、「Undo(⌘+Z)」や「タブ切り替え(⌘+Control+Tab)」など、よく使うショートカットをワンタッチで呼び出せるのが非常に便利。
普段は富士フイルムのJPEGを“撮って出し”で使うスタイルなので、編集作業は軽め。 だからこそ、シンプルなショートカットが直感的に使える左手デバイスはちょうどいいと感じました。
④ 僕がカスタムしたショートカットキーを紹介!
「XPPen ACK05」では最大10個のキーにショートカットを割り当てることができます。 ここでは、僕が実際にiPad作業で使っているカスタム設定と、それぞれの用途をご紹介します。
④-1:レイヤー1に設定した10の操作

| ボタン | 割り当て | 用途 |
|---|---|---|
| K1 | Command + W | タブを閉じる(Chrome、エディタ) |
| K2 | Command + R | ページの再読み込み |
| K3 | Command + T | 新しいタブを開く |
| K4 | Command + Z | 元に戻す |
| K5 | Command + C | コピー |
| K6 | Command + V | ペースト |
| K7 | Command + Shift + \ | 前のタブへ移動 |
| K8 | Command + Shift + 4 | スクリーンショット |
| K9 | Command + Control + Tab | 次のタブへ移動 |
| K10 | Command + A | すべて選択 |
| ホイール | ページアップ / ダウン |
④-2:特に便利だったキーとその理由
中でも特に便利だったのは、K7(前のタブへ移動)とK9(次のタブへ移動)とK8(スクリーンショット)です。
「Command + Shift + 3」でもスクショは可能です。3と4で何が違うかというと、4でスクショをすると編集画面が表示されますので、すぐにトリミングや手書きメモを記入することができます。これが地味に良かったです!
④-3:自分の作業スタイルに合わせて柔軟に変更可

今回ご紹介した設定はあくまで一例で、自分の使用アプリやワークフローに応じて柔軟にカスタマイズできるのがACK05の強みだと思います。特にクリスタやフォトショを使う人にとっては、作業効率はかなりアップすると思います。
専用アプリはまだまだ改善の余地があるので、今後のアップデートでもっとiPadに最適化してくれることを期待したいですね!
⑤ 想定外のトラブル→方向性が見えた
実際に使ってみて気づいたことが一つあります。
それは、「自宅のデュアルディスプレイ環境」ではXPPen ACK05が上手く動作しなかったということ。
しかし、これは逆に本製品の使いどころが明確になるきっかけにもなりました。
⑤-1:デュアルディスプレイ接続時に発生した不具合

普段、自宅ではiPad Airを外部ディスプレイに接続して、Magic TrackpadやHHKBと組み合わせたデュアルディスプレイ環境で作業しています。
この状態でACK05を使ってみたところ、「スクリーンショット」などの一部機能は正常に動作するものの、「タブ切り替え」「コピペ」「タブを閉じる」などの操作がまったく反応しないという現象に直面しました。
正直、これは完全に予想外のトラブルでした。
デュアルディスプレイに繋がなければ問題なく使えています。
⑤-2:用途が明確に!外作業に最適な左手用デバイスに決定

とはいえ、このトラブルのおかげでXPPen ACK05の使い道がはっきりしました。
今後は、自宅ではこれまで通りHHKB+Trackpadで執筆作業をし、カフェやラウンジなど外出先ではACK05を使って快適に作業する、という運用に切り替えることにしました。
この割り切り方をしたことで、かえって気持ちよく使い分けができそうです。
「外作業の効率を上げるために買った」と考えると、これはむしろポジティブな発見だったのかもしれません。
⑥ まとめ

今回ご紹介した「XPPen ACK05」は、iPadで作業するブロガーにとっても十分に使える左手用デバイスでした。 多少の制限はあるものの、「Undo」「コピペ」「スクショ」「タブ操作」など、よく使うショートカットは問題なく動作します。
自宅でのデュアルディスプレイ環境では一部操作に不具合があったものの、それがきっかけで「自宅はHHKB&Trackpad」「外ではACK05」という明確な使い分けができるようになりました。
特に外出先では、これまで「効率が落ちるな…」と感じていた作業も、このデバイスのおかげでグッと快適に。
外作業の効率化を目指しているiPadユーザーには、ぜひ試してほしい1台です。