【総まとめ】Apple、M5チップ搭載の新製品を一挙発表｜MacBook Pro・iPad Pro・Vision Pro・Apple TV 4Kが登場
どうも、けすけ｜バイク跨って写真撮る人（＠keeesk7）です。
Appleが2025年10月15日、M5チップを搭載した新製品群を一挙発表しました。
ラインナップはMacBook Pro・iPad Pro・Vision Pro・Apple TV 4Kの4製品。
AI性能を軸に進化した「M5世代」が、ついに本格的に始動しました。
今回発表された製品一覧
- 💻 14インチ MacBook Pro（M5）
- 📱 iPad Pro（M5）
- 🥽 Vision Pro（M5版）
- 📺 Apple TV 4K（A17 Pro搭載）
- 🧠 M5チップ（Apple Silicon 新世代）
どの製品もAI性能・電力効率・体験品質が向上しており、Appleが「AI時代のデバイスライン」を明確に描いた発表となりました。
MacBook Pro（M5）｜AI性能3.5倍、最大24時間バッテリー
主役は新しい14インチMacBook Pro（M5搭載）。
AIワークロード性能が前世代M4比で最大3.5倍となり、GPU性能も1.6倍に進化しました。
- チップ：Apple M5（第3世代3nmプロセス）
- ストレージ：最大4TB（M4の2TB→倍増）
- バッテリー：最大24時間（＋2時間）
- スピーカー：6スピーカーシステム
- カラー：スペースブラック／シルバー
- 価格：税込248,800円〜（米国$1,599〜）
- 発売日：2025年10月22日
| 項目 | M4モデル（2024年） | M5モデル（2025年） |
|---|---|---|
| AI性能 | 基準値 | ＋3.5倍 |
| GPU性能 | ＋20% | ＋60% |
| メモリ帯域幅 | 120GB/s | 153GB/s |
| 最大ストレージ | 2TB | 4TB |
| バッテリー | 22時間 | 24時間 |
AI処理・グラフィック性能が向上しながら価格据え置き。 まさに“AI時代のMacBook”に仕上がっています。
iPad Pro（M5）｜RAM 12GB・改良OLEDで描写力UP
続いて、M5チップを搭載したiPad Proが登場。
見た目のデザインこそ変わらないものの、内部性能は大幅進化しています。
- チップ：Apple M5
- RAM：12GB（M4比＋4GB）
- ディスプレイ：改良版Tandem OLED
- GPU性能：＋1.5倍（Metal最適化）
- AI性能：＋36%
- アクセサリ：Apple Pencil Pro／新Magic Keyboard対応
- 価格：据え置き（前モデルと同額）
- 発売日：2025年10月22日
| 項目 | M4モデル | M5モデル |
|---|---|---|
| チップ | M4 | M5（3nm N3P） |
| RAM | 8GB | 12GB |
| AI処理性能 | 38TOPS | 52TOPS（＋36%） |
| GPU性能 | 1.3倍 | 1.5倍 |
| ディスプレイ | Tandem OLED | 改良版Tandem OLED |
AIアプリやクリエイティブ制作の快適さが大きく向上。 プロ用途だけでなく、AI時代の“描く道具”として進化しました。
Vision Pro（M5版）｜新バンド採用＆AIレンダリング強化
Vision ProもM5チップを搭載し、新しい「Dual Knit Band」を採用。
装着感とパフォーマンスの両方が改善されています。
- チップ：M5（M2＋R1構成から統合）
- OS：visionOS 26
- レンダリング性能：＋1.5倍
- 新バンド：Dual Knit Band
- 価格：$3,499〜
- 発売日：2025年10月22日
| 項目 | 旧モデル | M5モデル |
|---|---|---|
| チップ構成 | M2＋R1 | M5統合構成 |
| OS | visionOS 25 | visionOS 26 |
| バンド | Solo Knit | Dual Knit |
| 描画性能 | 基準値 | ＋1.5倍 |
AIレンダリング最適化により、空間表示がより自然に。 バッテリー駆動時間も延長され、長時間使用に対応しています。
Apple TV 4K（A17 Pro搭載）｜“静かなる刷新”でAI対応
目立たないながらも、同日にApple TV 4Kがアップデート。 iPhone 15 Proと同じA17 Proチップを搭載し、「Apple Intelligence」への対応が進んでいます。
自宅のAIハブ的な位置づけとなり、HomeKit連携やSiri機能の改善が図られています。
M5チップの進化｜AI時代を牽引する新アーキテクチャ
今回の発表を支えるのが、Appleの新世代SoC「M5チップ」。
第3世代3nmプロセス（TSMC N3P）を採用し、電力効率・AI処理性能が飛躍的に進化しました。
- CPU：高効率コア＋高性能コア構成を最適化
- GPU：各コアにNeural Accelerator搭載
- Neural Engine：52TOPS（M4比＋36%）
- メモリ帯域幅：153GB/s（M4比＋27%）
- 製造：TSMC N3P（第3世代3nm）
AIモデルのローカル実行や、オンデバイス生成（Apple Intelligence機能）への対応を見据えた設計。 AppleはこのM5を「AIパフォーマンスの新時代」と位置づけています。
まとめ｜“M5世代”が本格始動した10月発表
今回のApple発表は、単なる性能向上ではなく「AI時代への構造転換」と言える内容でした。 Mac・iPad・Vision Pro・TV まで、全ラインでAI最適化を進める姿勢が明確です。
・M5チップ搭載製品を中心に4製品＋チップを発表
・MacBook ProはAI性能3.5倍、最大24時間バッテリー
・iPad ProはRAM12GB・OLED改良・価格据え置き
・Vision ProはM5統合で快適性と処理性能が向上
・Apple TV 4KはA17 Pro搭載でAI機能に対応
今後はM5 Pro／M5 Max搭載のMacBook上位機や、廉価版MacBookの動きにも注目です。
出典：Apple Newsroom（2025年10月15日）／Bloomberg「Power On」／MacRumors／The Verge／9to5Mac／TechRadar／ITmedia／Engadget日本版