【失敗談】Viltrox Vintage Z1 レトロカメラフラッシュは物撮りには不向き?実機レビューとおすすめ代替ストロボも紹介。

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どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。

 

カメラ用のストロボ選び、意外と悩みますよね〜

ブログでのレビュー写真のレベルをもっと上げたい!と思い、話題のレトロデザインフラッシュ「Viltrox Vintage Z1」を購入してみました。

見た目は最高にカッコよくてテンションが上がったものの、実際に使ってみると「これはちょっと違ったかも…」というのが正直な感想。

今回は、そんな僕の“買い物失敗談”として、Viltrox Vintage Z1のスペックや開封の様子、そして物撮り用途に感じたギャップについて率直にお話ししていきます。

今回購入したViltrox Vintage Z1について

物撮り用のストロボとして選んだ「Viltrox Vintage Z1」。

レトロなデザインに惹かれて購入しましたが、実際に使ってみると自分の想定とは少し違う結果になりました。

まずはスペックや開封時の様子を紹介していきます。

簡単なスペック表

項目 内容
発光方式 マニュアル(TTL非対応)
ガイドナンバー 12(ISO100・1m)
出力調整 7段階(1/1~1/64)
色温度 6500K ±200K
発光回数 フル発光 約400回/最小発光 約10,000回
バッテリー 内蔵リチウムイオン(USB-C充電)
サイズ 68.5×50.2×74mm
重量 約116g
対応カメラ ホットシュー搭載各社(TTL不可)

開封の儀(外観と付属品)

箱を開けると、まず目に飛び込んでくるのがレトロ感たっぷりの本体。付属品は、USB-Cケーブルや簡単な説明書のみとシンプルです。手に取ると、サイズはとてもコンパクトで、見た目以上に軽いのが印象的でした。

一目惚れで購入したストロボ!ビンテージってネーミングもセンスあるね。

ゴールド・ブラック・レッドの配色が高級感を演出してくれてます。

左:光量を7段階出力ダイヤル
真ん中:プリフラッシュボタン
右:ON / OFF切り替えスイッチ

側面の「ge」の部分に傷を発見...新品だぜ...Amazonで注文してもこういうことあるんですね。

USB-Cに対応しているのもGood!

富士フイルム X-T2 グラファイトシルバーに装着!

電源ON!緑のランプをプッシュすると、アナログでフラッシュを焚くことも可能。

接続部はダイヤルロック式なのでずれ落ちることはまずないです。

シルバーとの組み合わせがかなりいい感じ!「あれ?これ純正?」と間違えるほどのマッチ感です。

 

物撮りに合わなかった理由

実際に商品撮影(物撮り)でViltrox Vintage Z1を使ってみたものの、僕の撮影環境ではうまく活かすことができませんでした。その理由をいくつか挙げてみます。

  • 発光量のコントロールが難しい
    出力調整はできるものの、光が直線的で拡散性が弱く、どうしても被写体が「白飛び」しやすかったです。
  • チルト機能がなかった
    付属でソフトボックスのような光を和らげるアクセサリーはありますが、チルト機能はなく正面しか照らすことができず白飛びしまくりに...上部にチルトしフラッシュをバウンドするなどできればかなり使い勝手が良さそうなのですが残念です。
  • マニュアル発光のみ
    TTL(自動調光)に非対応なので、毎回自分で出力や設定を調整する必要があり、撮影のテンポが崩れがちでした。

デザインやコンパクトさは魅力的ですが、「商品レビュー用の物撮り」の用途には合わなかったというか完全にリサーチ不足でした...

物撮りにおすすめのストロボ・ライティング

今回の失敗を活かして、今後は物撮りに適したストロボやライティングをしっかり選びたいと思いました。ここでは、富士フイルムユーザーにもおすすめできるストロボや、物撮りが快適になるアクセサリーをいくつか紹介します。

  • チルト・バウンス対応のストロボを選ぶ
    物撮りでは「光を柔らかく回す」のが仕上がりのカギ。
    ヘッドが上下左右に動かせる(チルト・バウンス)ストロボは、天井や壁に光を当てて間接光を作れるので、被写体の質感が飛びにくくなります。
  • ディフューザー・ソフトボックスの活用
    小型のソフトボックスやディフューザーパネルを使うことで、光をさらに柔らかくできます。
    特に商品レビューなどで「影を弱めて全体を均一に写したい」場合は、ストロボとセットで導入がおすすめです。
  • 三脚・スタンドとの組み合わせも重要
    角度や高さを細かく調整できるよう、スタンドにストロボを装着して“オフカメラ”で使うと、物撮りの自由度が一気に広がります。

富士フイルムユーザーにおすすめのストロボ例

  • 富士フイルム純正 EF-X500
    大光量かつヘッドのバウンス(上下左右)機能が充実。ハイスピードシンクロやワイヤレス多灯にも対応。
  • GODOX TT350F/V860III F
    サードパーティで人気のGodox製。コンパクトなTT350F、より大光量でバッテリー長持ちのV860III Fはコスパも◎。どちらもチルト・バウンス可能&ディフューザー対応。
  • Nissin i40/i60A
    軽量&高性能な国産ストロボ。i40は小型ながらバウンス・ディフューザー完備、i60Aはワイヤレス多灯やTTLにも対応。

物撮り・商品レビュー用で意識したいポイント

  • ヘッドが上下左右に動く「チルト&バウンス」対応か
  • 拡散できるディフューザーやソフトボックスが使えるか
  • TTL(自動調光)が必要なら、対応モデルを選ぶ
  • 手持ちでもスタンドでも使いやすいサイズ感か

正面から直接フラッシュを当てるだけだと、どうしても被写体が白飛びしたり、質感が損なわれがちです。
これから物撮り用のストロボ選びをする方は、「チルト・バウンス対応」「拡散アクセサリーの有無」に注目してみてください。

まとめ|用途に合ったストロボ選びを!

今回はレトロなデザインに惹かれてViltrox Vintage Z1を物撮り用に購入しましたが、正直なところ僕の用途には合いませんでした。
ストロボ選びは見た目や価格だけでなく、「自分がどんな撮影をしたいか」をしっかりイメージして選ぶことが本当に大切だと痛感しました。

これから物撮り用のフラッシュやライティングを選ぶ方には、チルト・バウンス対応拡散アクセサリーの有無をぜひチェックしてほしいです。
僕の失敗談が少しでも誰かの参考になれば嬉しいです!