どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
兵庫県の紅葉名所『高源寺』を訪れてきました。高源寺は、兵庫を代表する紅葉スポットの1つで毎年雑誌にも取り上げられ、例年多くの観光客がその美しい紅葉を楽しみに訪れる人気スポットです。
今年の紅葉は見頃は雨の影響で短く、僕が訪れた時には前日の雨で、すでに紅葉のピークは過ぎていましたが、地面に散ったもみじの葉が一面に広がり、独特の美しさを見せていました。
今回は、そんな『高源寺』の散り紅葉をお届けします。
紅葉の名所としての魅力や、晩秋ならではの風景をぜひご覧ください!
高源寺について
高源寺は、1325年(鎌倉時代)に兵庫県丹波市で開創されました。
山梨県の栖雲寺(せいうんじ)が「東天目」と呼ばれるのに対し、高源寺は「西天目(にしてんもく)」と称され、丹波市を代表する名刹(めいさつ)として広く知られています。
境内は紅葉の名所としても有名で、秋には200本以上のもみじが鮮やかな彩りを見せ、毎年多くの観光客が訪れます。
例年の紅葉の見頃と高源寺の見どころ
高源寺の紅葉の見頃は例年11月上旬から中旬ですが、今年は例年より遅めでした。
鮮やかな紅葉が境内全体を包み込み、山道や庭園の景色を色彩りどこを切り撮っても絵になるため毎年多くの観光客が訪れます。また、散り紅葉が地面を覆う晩秋の景観も見逃せません。
高源寺の歴史と由来
高源寺の開祖である遠谿祖雄禅師は、地元の豪族・足立氏の血筋を引き、幼少期に出家。1306年に中国の杭州天目山に渡り、中峰国師のもとで修行を積み、悟りを開きました。その後、帰国して佐治郷小倉に堂宇を構え、後醍醐天皇から「高源寺」の号を賜りました。
天正年間の丹波攻略で建物の多くが焼失しましたが、その後、再建を経て現在の姿に至っています。
2024年版 高源寺の紅葉
惣門(そうもん)
惣門をくぐり紅葉のトンネルへ。
雨で散り紅葉でした。(汗)
それでもまだ見えげると黄色や赤の紅葉がありました。
散り紅葉にもフォーカスしてみましょう。
紅葉の絨毯なくらいあたり一面散り紅葉で綺麗でした。
山門(さんもん)
山門は一般的には「三門」とも書きますが、高源寺では昔から「山門」と呼ばれています。別名「紫鳳楼(しほうろう)」と呼ばれ、二階部分にはお釈迦様と十六羅漢がお祭されています。
雨が降る前にこの景色を見たかったな。きっとすごく綺麗な景色だっただろうな〜
仏殿
「灋王殿(ほうおうでん)」。
仏殿にはご本尊様が祀られていますが撮影禁止でした。
心字池があります。
紅葉が散ってしまっているので少し寂しい雰囲気でした。
水面に紅葉がもっとあればまた違った魅力がありそうですね。
散り紅葉。
これはこれでありですね。
鐘楼
鐘を鳴らすこともできるようですが、僕が訪れた時は鐘の音を聞くことはありませんでした。
鐘楼の横には古木の天目カエデがあります。
多宝塔に続く三笑橋。
多宝塔
一般的には「三重塔(さんじゅうのとう)」と呼ばれますが、中は「輪蔵」という造りになっており、経典が納められています。正面には開運「毘沙門天」がお祭されています。
まとめ
高源寺は、丹波市を代表する紅葉名所として、歴史的な建物と四季折々の自然が織りなす風景が楽しめるスポットです。今年(2024年)は見頃が少し早めでしたが、散り紅葉の美しさや雨の影響でしっとりとした風情を楽しむことができました。
今回の紅葉写真はすべて、富士フイルム X100Vで撮影した「ほぼ撮って出し」の写真です。「撮って出し」とは編集や加工をせずにそのままの状態ということです。トリミングのみしたため“ほぼ”という表現をしています。
紅葉のピークを逃した場合でも、高源寺は晩秋ならではの情緒を楽しむことができる場所です。惣門、山門、仏殿、多宝塔など、それぞれの建物と紅葉のコントラストが見事で、どこを切り取っても美しい写真が撮れるのが魅力です。
来年の紅葉シーズンに訪問を検討している方は、ぜひ高源寺で秋の風景を満喫してみてはいかがでしょうか?
使用したカメラ
カメラ:富士フイルム X100V
レンズ:ワイドコンバージョンレンズ WCL-X100ii