どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
関西では紫陽花が見頃を迎えています。
今回は“日本のへそ”こと兵庫県西脇市にある、あじさい寺『西林寺』を訪れました。
境内には数多くの紫陽花が咲き誇り、まさに今が旬の景色が広がっていました。
撮影には、マクロ撮影も可能なオールドレンズ「Ai Micro-Nikko 55mm F2.8S」を富士フイルム X-T2にマウントアダプターを経由して撮影に挑みました!
今回はそんな西林寺の紫陽花の魅力
あじさい寺『西林寺』のマクロならではの“近くて濃い”世界を、写真中心でご紹介していきます。
あじさい寺『西林寺』について
兵庫県西脇市にある西林寺(さいりんじ)は、江戸時代初期に創建されたと伝わる由緒あるお寺です。
山あいの静かな環境に佇み、地域の人々からは「あじさい寺」として親しまれています。
境内にはおよそ1,500株以上の紫陽花が植えられており、例年6月中旬〜下旬にかけて見頃を迎えます。
参道沿いや本堂周辺には色とりどりの紫陽花が咲き誇り、梅雨の季節でも心癒される風景が広がります。
訪れる人も比較的少なく、静かな時間の中でゆったりと紫陽花と向き合えるのも西林寺の魅力です。
マクロレンズで撮る紫陽花
今回の撮影では、オールドレンズ「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」を使用し、マクロ撮影に挑みました。
花びらの質感や色の重なり、陽の明暗など、肉眼では見落としがちなディテールをじっくり切り取れるのがマクロレンズの魅力です。
紫陽花の“近くて濃い”世界をご覧ください。


























本日のベストショット
まず1枚目は、密集した花びらの一体感が際立つカット。この描写力には惚れ惚れします。
背景の玉ボケにもオールドレンズらしい柔らかさがあり、まさに“ベストショット”と呼びたい1枚です。
2枚目は、木漏れ日が差し込む瞬間を切り取った1枚。
陰影がしっかりと出ていて、紫陽花の立体感と色の深みを存分に感じられます。自然光の大切さを改めて実感しました。
こちらは「ザ・マクロ」と言いたくなる1枚。
最短距離ギリギリまで寄って、マニュアルでピントを合わせるのに苦労しましたが、それに見合う質感が得られたカットです。
最後の1枚はマクロというより、単焦点らしい距離感で撮ったカットです。
マクロレンズは“マクロも撮れる単焦点”なので、このような引き気味の構図でもしっかり描写してくれます。
ピンクと紫の対比が美しく、主役が自然と引き立つ構図になりました。西林寺の多彩な紫陽花の魅力が伝われば嬉しいです。
西林寺へのアクセス
本当に“近くて濃い”世界がそこにあった
本当に“近くて濃い”世界がそこにあった
今回訪れた西林寺は、まさに“あじさい寺”という名にふさわしい場所でした。
見渡す限り色とりどりの紫陽花が咲き誇り、木々の間から差し込む光や、しっとりとした空気感が相まって、訪れる人の心を癒してくれる静かな空間です。
そんな場所で今回は、オールドマクロレンズ「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」と富士フイルム X-T2の組み合わせで撮影に挑みました。
ピント合わせはすべてマニュアル。手間がかかり、ピンボケの写真も量産してしまいますが、そのぶん撮れた1枚への満足感は格別です。
マクロレンズだからこそ見えてくる、花びらの質感、光の揺らぎ、そして自然が織りなす色彩のグラデーション──。
“肉眼では見逃してしまう世界”にぐっと寄って、その美しさを記録できるのは、マクロ撮影ならではの魅力だと改めて感じました。
西林寺は混雑も少なく、構図や光とゆっくり向き合える貴重な場所です。
関西圏で紫陽花の撮影スポットを探している方には、ぜひ一度訪れてみてほしいと思います。