meteorite40を使っていて、BlackBerryのことを思い出した

どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
自作キーボード「meteorite40」を購入してから、 iPad Air や iPad mini のキーボードは、ずっと meteorite40 を使い続けています。 それくらい、このキーボードには不思議な中毒性があります。
思い返してみれば、 「キーボード好き」になるきっかけは、 BlackBerryに出会ったあの頃から今まで、ずっと続いているのかもしれません。
実際に見比べてみると、 meteorite40の佇まいやキー配置には、 昔のBlackBerryのデザインと共通する部分があることに気づきました。
BlackBerry遍歴|物理QWERTYに惹かれ続けた理由

今振り返ると、BlackBerryを使っていた時間は、 単にスマートフォンを使っていたというよりも、 「入力すること」そのものを楽しんでいた時期だったように思います。 ここからは、これまで使ってきたBlackBerry端末を振り返りながら、 当時どんなところに惹かれていたのかを整理してみます。
BlackBerry Curve 9300

BlackBerry Curve 9300は、僕が初めて使った物理QWERTY端末でした。 メインのスマートフォンは連絡やウェブ閲覧用として使い、Curve 9300はWi-Fiに接続してTwitterやFacebook、そしてメディアプレーヤーとして役割を分けて運用していました。
プラスチック感のある“ぽちぽち”としたキーボードでしたが、 不思議と打ち心地は悪くなく、文字を入力すること自体が楽しかったのを覚えています。 物理キーボードの心地よさを、初めて実感した端末でした。
BlackBerry Bold 9780

当時のメイン端末はGalaxy S(Android 1.6の時代)でしたが、 BlackBerryに強く惹かれ、思い切ってBold 9780へメインを移行しました。 画面サイズは小さくなり、カメラ性能も決して高くはなく、 スペックだけを見れば正直ダウングレードだったと思います。
それでも、そんなことがまったく気にならないほどキーボードの打鍵感に惚れ込んでいました。 この9780のサイズ感とキーボードの感触は、後にも先にも最高のデバイスだったと感じています。あまりにも入力が気持ちよくて、気づけば1日中Twitterをしていたほどです。
今振り返ると、この頃からすでに「キーボード好き」の沼に足を踏み入れていたのかもしれません。
BlackBerry Bold 9900

Bold 9900でようやくBoldシリーズにもタッチパネルが採用されました。9780より画面サイズが大きくなり、タッチ操作が加わったことで、ネットブラウジングの快適さは格段に向上。小型の端末ながら、物理QWERTYとタッチ操作のバランスがとても良かったのを覚えています。
発売日にはヨドバシカメラに買いに行き、ショップ店員さんに「物好きですね」と褒めてもらったのも今ではいい思い出です。 完成度の高い端末でしたが、振り返るとこの頃を境に、BlackBerryの勢いは少しずつ落ちていくことになります。
BlackBerry Classic(Q20)


Bold 9900の後も、BlackBerry独自のBlackberry OSを搭載した新しい端末は海外では発表されていましたが、日本への導入が見送られ 国内のBlackBerryユーザーにとっては、しばらく空白の時間が続いていました。
そんな中で登場したのが、「これぞBlackBerry」と言える原点回帰の端末、『BlackBerry Classic』でした。当時のBlackBerryファンの間では、このモデルの登場はかなり大きな出来事であり、経営不振の起死回生の一手になるのではないかと期待されていました。
一方で、この頃には連絡手段の主流はすでにLINEへと移り変わっており、BlackBerry OSがLINEに対応していないという、致命的とも言える制約がありました。
それでも当時は自己責任でGoogle Play Storeを導入し、無理矢理LINEを使うという荒技を駆使していました。不便さは確かにありましたが、それでも使い続けたいと思わせるだけの魅力が、このClassicにはあったのだと思います。
BlackBerry KEYone / KEY2


BlackBerry Classicを最後に、BlackBerry OSを搭載した端末は事実上その役目を終えます。その後に登場したのが、Androidを搭載したBlackBerry Priv、KEYone、そしてKEY2でした。
ただし、この2機種はBlackBerry社自身が製造した端末ではなく、他社によるライセンスモデルという位置づけになります。物理QWERTYキーボードを備えたBlackBerryらしい見た目ではありましたが、どこかこれまでとは違う空気をまとっていたのも事実です。
Androidを搭載したことでアプリ環境は一気に現代的になり、 使い勝手という意味では大きく進化しました。KEY2では完成度も高まり、デバイスとしての出来は非常に良かったと思います。
それでも、どこか心の中で感じていたのは、「これはBlackBerryそのものではない」という違和感でした。KEYoneやKEY2は物理QWERTYという思想を残すための、いわば“延命装置”のような存在だったのかもしれません。
meteorite40とBlackBerryに共通する操作感

BlackBerry遍歴を振り返ってみて感じたのは、自分が惹かれてきたポイントは、昔も今もそれほど変わっていないということでした。
meteorite40を使っていて心地よく感じる理由は、BlackBerryを使っていた頃の感覚と、 どこか重なる部分があるからなのかもしれません。操作デバイスや形は違っていても、ホームポジションを崩さずにタイピングを続けられる点は共通しています。
meteorite40とBlackBerryには、レイヤー構造や配置といった点にも共通点を感じます。 操作が無理のない位置にまとまっていて、余計な動きが発生しない、よく考えられたデザインです。
改めて振り返ってみると自分はmeteorite40やBlackBerryのように、ホームポジションを崩さずにタイピングできるキーボードに 自然と惹かれているのだと思います。
昔大好きだったBlackBerryのキーボードに近い感覚を、meteorite40に感じていることが、僕がこのキーボードにハマっている一番の理由なのかもしれません。
まとめ

meteorite40を使っていて感じる心地よさは、単に「よくできた自作キーボードだから」という一言では片付けられないものだと思います。
ホームポジションを大きく崩さずにタイピングを続けられることや、無理のない操作感。 そうした積み重ねがあるからこそ、気づけば自然とこのキーボードを使い続けてしまうのかもしれません。
振り返ってみると、自分が昔BlackBerryに惹かれていた理由も、突き詰めれば同じところにあったように思います。派手さや新しさではなく、長く触れていたくなる入力の感覚でした。
だから今、meteorite40を使っていて感じるこのしっくり感は、新しいキーボードに出会えたというよりも、昔大好きだったBlackBerryのキーボード体験が、形を変えてここに戻ってきた結果なのかもしれません。