どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
2025年7月からスズキが「ジムニー ノマド(5ドアモデル)」の増産を決定し、納期改善への期待が高まっています。
発売直後にわずか4日で約5万台を受注したこのモデルは、長らく「注文できない車」として話題に。実際、2025年春時点では新規注文が停止され、納期は3〜5年以上とも言われていました。
ここまで人気が集中した背景には、「ジムニーで5ドアが選べる」という初の仕様や、アウトドア・車中泊需要の高まり、MT車が選べる数少ないSUVという点が評価されたためです。
では、今回の増産によって、実際にどれくらい納期は短縮されるのでしょうか?
📦 ジムニーノマドの納期はどれくらい短縮される?
今回の増産によって、インドのマルチ・スズキ社では月産1,200台 → 3,300台へと生産能力が倍以上にアップします。これは国内月販目標の2.7倍に相当し、スズキが全社を挙げて納期短縮に取り組む姿勢の表れです。
以下の表は、増産前後の納期目安を比較したものです。
生産体制 | 納期目安 |
---|---|
増産前(月産1,200台) | 平均3〜4年、最大5〜6年 |
増産後(月産3,300台) | 平均1.5〜2.5年、最短1年 |
これにより、「納車まで数年待ち」という異常事態から、ようやく現実的なスパンに落ち着く可能性が出てきました。
🚗 地域やディーラーでの違いも
とはいえ、すべての人が同じように短くなるとは限りません。
もともとノマドは都道府県ごとの割当枠が設定されており、受注停止のタイミングや納車順は地域・店舗ごとに異なります。加えて、人気カラー(例:ジャングルグリーン)やAT仕様への注文が集中しているため、仕様によってはさらに遅れる可能性もあります。
✨ 優先枠で早期納車の人も
実は、ノマド発売時点でジムニーシエラの注文をしていた人には、スズキ側から「ノマドへ振替しませんか?」という案内が届いていました。
この「優先枠」は約6,000台分確保され、2025年春〜夏にかけて納車が進行しています。すでに街中でも見かけ始めており、通常枠より半年〜1年ほど早く車が届いているケースもあるようです。
📅 受注再開の時期は?
現在、スズキ公式ではノマドの新規受注は依然として停止中です。今回の増産は、まずはこの積み上がった5万台超のバックオーダーを消化することが目的となります。
業界関係者の見解によると、受注再開は早くても2026年夏〜秋頃になる可能性が高いとのこと。ただし、生産が順調に回れば、前倒し再開の可能性もあります。
🔍 中古車市場にも注目?
ノマドは新車が手に入らない影響で、中古車市場では新車価格より高い“プレミア価格”で出回っていることも。
しばらくは「待つ」か「中古を買うか」の選択を迫られる状況が続くかもしれません。
📝 まとめ
- 2025年7月からノマドの月産台数は2.7倍に増加
- 納期は平均3〜4年 → 最短1年、平均でも1.5〜2.5年に短縮される見込み
- 地域・仕様・人気カラーで納期に差が出る可能性あり
- シエラ予約者は優先枠で2025年内に納車進行中
- 受注再開は2026年夏以降が有力
📌 今からできる備え
受注再開後は再び注文が殺到することも考えられます。少しでも早く手に入れたい人は、
- 地元ディーラーに「再開時連絡を希望」と伝えておく
- 希望仕様(カラー・MT/AT)を今のうちに絞っておく
- 中古市場の相場をウォッチしておく