どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
2025年5月22日、ついに富士フイルムから待望のハーフサイズデジタルカメラ「X-HF1」が正式発表されました。
事前に「X-Half」の愛称や各種リーク・ティザー画像で話題を集めていた新モデルが、ついにベールを脱いだ形です。
今回登場したX-Halfは、
- 新たな「X-HRシリーズ」の第1弾モデル
- ハーフ判フォーマットにインスパイアされた縦型UIや軽量設計
- “スマホとカメラの間”を埋める新コンセプト
…など、富士フイルムらしい新しい体験を詰め込んだ1台となっています。
SNS映えや日常スナップをもっと自由に――。
そんなコンセプトに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、公式発表内容や実際のスペック、注目ポイントや発売情報まで、「X-Half」の魅力を徹底解説していきます。
X-Halfの主な仕様
FUJIFILM X half(X-HF1)公式スペック表
モデル | X half(X-HF1) |
---|---|
撮像素子 |
13.3mm×8.8mm(1インチサイズ) |
有効画素数 | 約1774万画素 |
レンズ名称 | フジノン単焦点レンズ |
焦点距離 | f=10.8mm(35mm判換算:約32mm相当) |
開放F値 | F2.8 |
レンズ構成 | 5群6枚(非球面3枚) |
絞り | F2.8~F11 1/3EVステップ(3枚羽根) |
最短撮影距離 | 約0.1m(レンズ先端から) |
測光方式 | TTL256分割測光 |
露出制御 | P(プログラムAE) A(絞り優先AE) S(シャッタースピード優先AE) M(マニュアル露出) |
シャッター形式 | レンズシャッター方式 |
ドライブモード | アドバンストフィルター(トイカメラ/ミニチュア/ポップカラー/ハイキー/ローキー/ダイナミックトーン/ソフトフォーカス/パートカラー(レッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・パープル)/ライトリーク/ハレーション/期限切れフィルム(グリーン・レッド・ニュートラル)/キャンバス/レトロ/ビネット/ぼかし/魚眼/色ずれ/ミラー/二重露光) |
フォーカスモード | シングルAF コンティニュアスAF MF(リング回転式) |
AF方式 | コントラストAF |
顔検出/瞳AF | あり |
フラッシュ | 固定式LED内蔵フラッシュ |
アクセサリーシュー | あり(コールドシュー) |
ファインダー | OVF(逆ガリレオ式ファインダー) 視野率:約90% ファインダー倍率:約0.38倍 |
液晶モニター | 2.4型タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター (アスペクト比4:3/約92万ドット) |
タッチパネルモード | 撮影時:フォーカスエリア選択、ダブルタップ拡大(ON/OFF) 再生時:スワイプ、マルチタップ(ピンチアウト・ピンチイン)、ダブルタップ、ドラッグ |
入出力端子 | USB Type-C(USB2.0 デジタル入出力) |
その他端子 | コールドシュー |
バッテリー | 充電式バッテリーNP-W126S (リチウムイオンタイプ) |
静止画撮影可能枚数 | ノーマルモード時:約880枚 |
動画実撮影電池寿命 | Full HD 約95分(24p時) 約85分(48p時) ※顔検出OFF時 |
動画連続撮影電池寿命 | Full HD 約165分(24p時) ※顔検出OFF時 |
本体外形寸法 | 幅105.8mm × 高さ64.3mm × 奥行き45.8mm (最薄部30.0mm) |
質量 | 約240g(バッテリー、メモリーカード含む) 約191g(本体のみ) |
動作環境 | 温度:0℃~+40℃ 湿度:10%~80%(結露しないこと) |
起動時間 | 約1.7秒 |
X-Halfの特徴と注目ポイント
FUJIFILM X-HF1(X half)は、これまでの富士フイルムXシリーズとは一線を画す、独自の設計とユーザー体験が大きな魅力です。
このカメラで“いま”注目すべきポイントをピックアップしてまとめます。
- 1インチセンサー×約32mm単焦点レンズの新バランス
スマホより大きく、本格ミラーレスよりも気軽な1インチセンサーと、スナップに最適な広角単焦点(換算約32mm)。
日常の記録も作品撮りも、どちらも狙える万能スペックです。 - 独特の“縦型”操作体験
2.4型の縦型タッチ液晶+縦型ボディで、スマホ世代にもフィット。
縦持ちでの撮影やプレビューが自然に楽しめ、SNS投稿との親和性も抜群です。 - OVF(逆ガリレオ式ファインダー)搭載
クラシックなレンジファインダースタイルのOVFを搭載。
電子ビューファインダー(EVF)ではなく、あえての光学式。シンプルで遅延のない“覗く楽しさ”を味わえます。 - アドバンストフィルター&豊富な撮影効果
トイカメラ・ミニチュア・パートカラーなど、クリエイティブなフィルターを豊富に搭載。
「期限切れフィルム」「ライトリーク」「ハレーション」など、デジタルながら“エモい”表現も手軽に楽しめます。 - 軽量&コンパクト設計
バッテリー・メモリーカード込みで約240g、本体厚みも最薄部30mm。
普段使いから旅カメラ、サブカメラまで持ち運びのハードルが非常に低いのが特徴です。 - バッテリー持ちも安心
静止画約880枚、動画撮影も長時間対応で、“電池切れの不安が少ない”のも大きな魅力です。
専用アプリ「X half」との連携機能について
- 「X half」向けに新たに開発した「フィルムカメラモード」を搭載。あらかじめ設定した撮影枚数*12を撮り切った後にのみ撮影した画像を確認*13できる、フィルム撮影を再現した撮影モードです。シャッターを切った後、カメラ軍艦部のフレーム切り替えレバーを引くことで、次のシャッターを切ることができます。設定した枚数を撮影した後、専用アプリ「X half」に撮影データを転送し、デジタル現像を行うことで初めて、アプリ上で撮影画像を確認・編集・共有できるようになります。デジタル現像後にコンタクトシート*14も同時に保存されます。
- 専用アプリ「X half」では、撮影した静止画・動画をギャラリーやアルバムを鑑賞するように楽しめます。また、アプリ上から各種SNSへのダイレクトアップロード、さらにスマホプリンター“チェキ”「instax™Link」シリーズでのプリント*15や「X half」の写真表現に適したプリント商材の注文*16も可能。プリント・制作の楽しみも提供します。
詳細は専用ページで確認してください。
https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/software/x-half-app/
どんな人におすすめ?
X-HF1は、こんな人にぴったりのカメラです。
- スマホよりも“もう一歩上の画質”で日常を切り取りたい人
スマホの手軽さはそのままに、「写真の表現」や「色合い」にこだわりたい方へ。 - 旅やお出かけのお供に“本格だけど軽い”カメラが欲しい人
ミラーレス一眼だと重すぎる…という方でも、240gの軽量ボディなら気軽に毎日持ち歩けます。 - フィルムライクな色や遊び心あるフィルターを楽しみたい人
Xシリーズ伝統のフィルムシミュレーションに加え、アドバンストフィルターも豊富。クリエイティブな撮影をしたい方に。 - クラシカルなOVF(光学ファインダー)やレトロな雰囲気に惹かれる人
最新デジカメの便利さと“あえてのクラシック体験”が両立するモデルです。
「スマホ以上、ミレーレス未満」の絶妙な立ち位置で、『はじめての本格カメラ』としても「サブ機」としてもおすすめできる1台です。
価格・発売日・予約情報まとめ
FUJIFILM X-HF1(X half)は、公式発表と同時に価格や発売日も公開されました。購入を検討している方は、以下の情報を参考にしてください。
- 価格(税込):メーカー希望小売価格99,000円
店頭予想価格11万円前後 - 発売予定日:2025年6月下旬(国内)
- 予約開始日:公式発表日と同時に予約受付スタート
(※量販店・ECサイトごとに取扱状況や納期が異なる場合あり)
発売直後は人気や初回在庫数によって、納期が遅れる可能性もありますというか、100%遅れるでしょう。それはこれまでの傾向を見ていると明らかです。
「確実に手に入れたい」「初回ロットを狙いたい」という方は、早めの予約をしましょう。迷うならとりあえず予約しておくことをおすすめします。
まとめ|X-Halfはこんな人におすすめ!
FUJIFILM X-HF1(X-Half)は、スマホと本格カメラの“間”を埋める新世代のスナップシューターです。
1インチセンサー&広角単焦点レンズによる高画質や、縦型デザイン・専用アプリとの連携といった新しい体験を、手軽かつスタイリッシュに楽しめるはずです。
…そんな人にこそピッタリの1台だと感じました。
価格はやや高めですが、それ以上に「今の時代らしさ」と「富士フイルムらしさ」が詰まった、唯一無二の新提案です。今回搭載された機能は、今後の富士フイルムの未来を体現しているとも言えます。
気になる方は、ぜひ店頭や公式サイトでそのサイズ感や写りを体感してみてください。
今後も発売情報や作例レビューを追っていきますので、気になる方は当ブログをチェック&ブックマークしていただけるとうれしいです。