【富士フイルム】Xシリーズ & GFXシリーズの現行モデルを全比較・完全ガイドマニュアル

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富士フイルム】Xシリーズ&GFXシリーズ完全ガイド|全現行モデル比較で自分に合う1台を探そう

🆕 最終更新日:2025年10月26日

富士フイルムのカメラは、クラシカルでレトロなデザインが特徴です。
見た目の美しさはもちろん、操作する楽しさや撮る喜びまでも感じさせてくれる存在ですよね。
現行モデルも幅広くラインナップされていますが、デザインや雰囲気が似ているものも多く、 「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2025年現在のXシリーズ(APS-CGFXシリーズ(中判)、 さらに新コンセプトモデル X-Half(1インチ)までを整理し、
それぞれの特徴・用途・おすすめユーザーをわかりやすく紹介していきます。
新しいカメラが登場するたびに、この記事を“最新版”として随時更新していきます。


富士フイルムが愛される理由

  • 色表現(フィルムシミュレーション):独自の色再現で「撮って出し」が美しいです。RAW現像なしでも完成度の高い写真が得られます。
  • クラシカルなデザイン:往年のフィルムカメラを思わせる造形で、所有する喜びと撮る楽しさを両立します。
  • 直感的な操作系シャッタースピード・ISO・露出補正を専用ダイヤルで操作でき、撮影のリズムが心地よいです。
  • 豊富なレンズラインナップ:XFレンズを中心に、小型軽量から高解像モデルまで幅広く展開しています。
    さらにSIGMATAMRON・Viltroxなどのサードパーティ製レンズも充実しており、選択肢の広さも魅力です。
  • 強力なJPEG描写:カメラ内エンジンが優秀で、RAWに頼らずとも美しく仕上がります。撮って出し派から厚い支持を得ています。
  • XとGFXの二大シリーズ展開APS-Cの機動力と中判の圧倒的画質。用途に応じて最適な選択ができます。

Xシリーズ・GFXシリーズ・X-Halfの違い

富士フイルムのカメラは、主にXシリーズ(APS-CGFXシリーズ(中判)の2ラインに分かれています。
加えて、2025年に登場したX-Half(X-HR)1インチセンサー搭載の派生モデルとして新たに加わりました。
それぞれが異なるセンサーサイズと目的を持ち、ユーザー層も異なります。ここでは、その特徴をシンプルに比較します。

特徴 Xシリーズ(APS-C GFXシリーズ(中判) X-Half(1インチ)
センサーサイズ APS-C(約23.5×15.6mm) 中判(約43.8×32.9mm) 1インチ(約13.2×8.8mm)
主な特徴 小型軽量で持ち出しやすく、レンズ交換式。 最高峰の画質と立体感を誇るプロ向けシステム。 縦構図特化UIと高い携帯性。スマホに近い直感操作。
重量・携帯性 軽量。旅行やスナップに最適。 重量級。三脚やスタジオに適する。 非常に軽く、ポケットサイズ感覚。
価格帯 10〜40万円台 60〜120万円台 10万円前後
向いている撮影 日常・風景・ポートレートなど幅広い。 広告・作品撮り・高精細風景。 SNS投稿・縦動画・気軽なスナップ。

つまり、Xシリーズは“軽快に撮る”楽しさGFXシリーズは“作品として仕上げる”美しさ、そしてX-Halfは“スマホ感覚で楽しむ新しい撮影体験”を提供するラインです。
どれも富士フイルムらしい色再現を持ちながら、それぞれ違った表現の自由を与えてくれます。

Xシリーズ(APS-C)+派生モデル 現行ラインナップ

※ X-Half(X-HR)は1インチセンサーを搭載した縦構図特化モデルで、正式にはXシリーズの派生ラインとして位置づけられます。

X100VI|スナップの完成形。X100シリーズの到達点

X100VIはシリーズ初のボディ内手ブレ補正を搭載し、画素数も約4,020万画素へ進化。
コンパクトボディに詰め込まれた描写力は圧巻。街を歩きながら切り取る一瞬を、美しく残せるスナップの理想形。
クラシッククロームやノスタルジックネガとの相性も抜群で、撮る喜びを再確認させる1台。

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X-Pro3|レンジファインダーの魂を受け継ぐ唯一の存在

デジタル時代に“撮る体験”を追求した異端児。
光学ファインダーと電子ファインダーを切り替えられるハイブリッド構造が最大の特徴。
背面モニターをあえて隠した設計は、撮影への没入感を高める。撮る人を選ぶがハマると抜け出せない。

X-E5|軽快で写りの良いスナップシューター

最新センサーとプロセッサーを搭載しながら、重量はわずか約400g台。
コンパクトで取り回しやすく、どんな場所でも撮影が楽しめる。
ミニマルながら性能は妥協なし。Xシリーズの中で最もバランスの取れた一台。

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X-S20|写真も動画も、この1台で完結する万能機

被写体認識AFと5軸IBISの組み合わせで、どんなシーンでも安定した撮影を実現。
スチルもVlogもこなすオールラウンドプレイヤー。静止画と動画を両立したい人にとって、現時点での最適解。

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X-T30III|小型ボディに最新性能を凝縮したミドルクラス

X-T30IIの正統進化モデル。AF精度や動画性能が一段と向上し、レスポンスもキビキビ。
クラシカルなデザインに現代的な操作性が融合した一台。「小さくて高性能」を体現する中核的存在。

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X-T50|デザインと操作性を極めた“撮る楽しさ”の象徴

フィルムシミュレーションダイヤルを新搭載し、直感的な色操作を実現。
4,020万画素センサーとIBISを小型ボディに凝縮。
「持つ喜び」「撮る快感」どちらも高次元で両立。シリーズの新しい方向性を示すモデル。

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X-M5|軽くて自由。原点回帰のような1台

最小・最軽量ボディに最新の画作りを搭載。
余計な機能を削ぎ落とし、撮ることそのものを楽しめる潔さがある。Xシリーズの原点を思い出させる、シンプルな快感。

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X-T5|静止画特化の王道モデル

4,020万画素センサー+高性能IBISで、繊細な描写力を発揮。
クラシカルな操作系と最新技術を両立したバランス機。
「静止画ならこれで十分」と言い切れる完成度。

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X-H2|解像力と万能性の頂点

Xシリーズ初の8K動画対応機。
4,000万画素の高精細センサーが圧倒的な情報量を誇る。
グリップ性・剛性・冷却性能、すべてが高水準。プロ現場でも信頼できる万能フラッグシップ。

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X-H2S|スピードと安定性を極めたハイエンド

積層型センサーを採用し、連写・AF・動画すべてが超高速。
動体撮影における追従性能はシリーズ最強クラス。機動力と瞬発力を求めるフォトグラファーのための一台。

X-Half(X-HR)|縦構図の未来を見据えた新コンセプト

縦型センサーという異色の設計で、SNS時代の撮影スタイルを再定義。
撮影UIも縦向きに最適化され、従来のXシリーズとは一線を画す。
1インチセンサーを採用しており、APS-Cよりも小型ながらも高画質を実現。
日常スナップや縦動画撮影など、スマートフォンとカメラの中間的なポジションを担う存在。
「写真も動画も縦で撮る」時代を象徴する挑戦的な1台。

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GFXシリーズ(中判)現行モデル一覧

GFX100 II|中判フラッグシップの頂点

1億画素を超える中判センサーを搭載し、描写力は圧巻。
被写体の質感や空気感まで写し取る、富士フイルム最高峰のモデル。
高速AFと高精度IBISを備え、スタジオ撮影だけでなく屋外でも機動力を発揮。GFXシリーズの技術をすべて注ぎ込んだ究極の1台。

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GFX100 S II|フラッグシップの性能を軽量ボディに凝縮

GFX100 IIの高性能をほぼそのままに、よりコンパクトなボディに落とし込んだモデル。
中判とは思えない取り回しの良さと安定した描写力が魅力。「中判をもっと身近に」を実現した現実的なハイエンド。

GFX100 RF|固定レンズ中判という新しい挑戦

レンズ一体型でありながら中判センサーを搭載した革新的モデルです。
GFXの描写力を、より軽快なスタイルで楽しめる新コンセプト。
大型センサー特有の奥行きとボケ味を、持ち出しやすいサイズで実現。GFXの新たな時代を切り開く一台です。

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どっちを選ぶべき?【目的別おすすめ一覧】

富士フイルムのカメラはどれも魅力的ですが、「何を撮りたいか」「どんな使い方をするか」で最適解は変わります。
ここでは、目的別におすすめのモデルをまとめました。

目的・用途 おすすめモデル 理由・特徴
旅・日常スナップ X100VI / X-E5 軽量コンパクトで持ち出しやすく、色表現が美しい。
クラシック操作を楽しみたい X-Pro3 / X-T5 ダイヤル操作とファインダー撮影を重視した設計。
動画も撮りたい X-S20 / X-H2 強力な手ブレ補正と高速AF。8K対応の万能機。
軽量でシンプルな入門機 X-M5 / X-T30III 小型ボディに最新性能。操作が直感的で扱いやすい。
最新の挑戦を楽しみたい X-Half(X-HR) 縦型センサーで撮影スタイルを一新する新世代カメラ。
最高画質を求めたい GFX100 II / GFX100 S II 1億画素を超える中判センサー。圧倒的な描写力。
作品撮りを高次元でこなしたい GFX100 RF 固定レンズタイプで機動力を重視。新しいGFXの形。

まとめ

富士フイルムのカメラは、見た目こそ似ていても、目的や思想はモデルごとにまったく異なります。
Xシリーズは「軽快に持ち出す楽しさ」、GFXシリーズは「作品として仕上げる喜び」を提供します。
どちらを選んでも“撮る人の表現欲”に正面から応えるカメラですので、撮りたい被写体やスタイルに合わせて選んでみてください。

今後も新しいモデルが登場するたびに本記事を更新していく予定です。