GRだけじゃない|人気カメラの価格上昇を比較してみた

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GRだけじゃない|人気カメラの価格上昇を比較してみた

どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。

 

リコーがGRシリーズの価格改定を発表しました。

GR IVやGR IIIxなどが対象となり、最大11%の値上げということで、カメラ好きの間でもかなり話題になっています。

今回の記事を書くきっかけになったのは、先日公開したGRシリーズの値上げ記事です。

関連記事:リコーGRシリーズが7月1日から値上げへ|GR IV・GR IIIxも対象、最大11%値上げ

そこで気になったのが、「GRだけではなく、最近のカメラは全体的に高くなっていないか?」ということ。

今回は、各メーカーの人気カメラについて、前世代モデルと現行世代モデルの発売時価格を比較してみました。

本記事の価格比較について

本記事では、Amazonや楽天などの実売価格ではなく、発売当初のメーカー公式価格・公式直販価格・市場想定価格をもとに比較しています。

中古価格やプレミア価格、セール価格は含めていません。

人気カメラの発売時価格を比較

まずは、今回比較するカメラの一覧です。

比較対象は、なるべく立ち位置が近い前世代モデルと現行世代モデルを選びました。

メーカー 旧モデル 発売時価格 現行・後継モデル 発売時価格 差額 上昇率
RICOH GR III 121,500円前後 GR IV 194,800円 +73,300円 約60.3%
FUJIFILM X-E4 108,900円前後 X-E5 246,400円前後 +137,500円 約126.3%
FUJIFILM X100V 180,950円 X100VI 281,600円前後 +100,650円 約55.6%
Canon EOS RP 176,550円 EOS R8 264,000円 +87,450円 約49.5%
Nikon Z 5 182,600円 Z 5II 232,650円 +50,050円 約27.4%
SONY α7 III 248,400円前後 α7 IV 330,000円前後 +81,600円 約32.9%

※価格は発売当初のメーカー公式価格・公式直販価格・市場想定価格をもとにした参考値です。

最も価格差が大きかったのはX-E4からX-E5

価格差ランキング

  1. FUJIFILM X-E4 → X-E5:+137,500円
  2. FUJIFILM X100V → X100VI:+100,650円
  3. Canon EOS RP → EOS R8:+87,450円
  4. SONY α7 III → α7 IV:+81,600円
  5. RICOH GR III → GR IV:+73,300円
  6. Nikon Z 5 → Z 5II:+50,050円

今回の比較で最も価格差が大きかったのは、FUJIFILM X-E4からX-E5でした。

X-E4は発売当時、10万円前後で購入できるコンパクトなAPS-Cミラーレスという立ち位置でした。

一方でX-E5は、ボディ内手ブレ補正、4020万画素センサー、アルミ削り出しの天面パーツなどを採用し、価格も24万円台へと大きく上昇しています。

単純な値上げというより、カメラの立ち位置が変わった印象

X-E4からX-E5への価格差は、円安や部材高騰だけでは説明しきれない大きさです。

個人的には、単純に値上げしたというより、メーカー側が「24万円で売れるカメラ」として高級感や所有感を加え、プレミアムAPS-Cとして再設計した印象があります。

GRだけじゃない|コンパクトカメラも大幅値上げ

今回の記事のきっかけになったGRシリーズも、GR IIIからGR IVで大きく価格が上がっています。

GR IIIは発売当初、12万円台前半のカメラでした。

それがGR IVでは19万円台後半となり、かなり高価なスナップカメラになっています。

もちろん、カメラとしての完成度や性能向上はあります。

ただ、GRシリーズに対して「気軽に持ち出せるスナップカメラ」というイメージを持っていた人にとって、20万円近い価格はかなり大きな変化ではないでしょうか。

GR III → GR IV

  • GR III:121,500円前後
  • GR IV:194,800円
  • 差額:+73,300円
  • 上昇率:約60.3%

そして、さらにインパクトが大きいのがFUJIFILM X100シリーズです。

X100Vは発売時点でも高級コンデジという印象でしたが、X100VIでは28万円台まで上がっています。

X100VIではボディ内手ブレ補正や高画素センサーなど大きな進化がありますが、それ以上にX100シリーズ自体のブランド価値が大きく上がった印象もあります。

X100V → X100VI

  • X100V:180,950円
  • X100VI:281,600円前後
  • 差額:+100,650円
  • 上昇率:約55.6%

フルサイズミラーレスも20万円台後半が当たり前に

フルサイズミラーレスも、以前と比べると価格帯が上がっています。

Canon EOS RP、Nikon Z 5、SONY α7 IIIは、それぞれエントリー寄り、またはベーシックなフルサイズ機として登場しました。

一方で、EOS R8、Z 5II、α7 IVは、AF性能や動画性能、処理性能が大きく向上し、発売時点から20万円台後半〜30万円台前半の価格帯になっています。

フルサイズミラーレスの価格差

  • EOS RP → EOS R8:+87,450円
  • Z 5 → Z 5II:+50,050円
  • α7 III → α7 IV:+81,600円

このあたりは単純な値上げというより、後継機の性能がミドルクラス以上に引き上げられたことも大きいと思います。

ただ、それでも「フルサイズを始めるなら10万円台後半」という時代から、「最低でも20万円台後半を見ておきたい」という時代になってきたのは間違いなさそうです。

なぜカメラはここまで高くなったのか

カメラの価格が上がっている理由は、ひとつではありません。

主な要因としては、以下の3つが考えられます。

  • 円安による輸入部材・海外生産コストの上昇
  • 半導体や電子部品、物流費などのコスト上昇
  • 市場縮小に伴う高付加価値モデルへのシフト

高くなったのではなく、高く売れるカメラに変わった

もちろん、ユーザーとしては価格が上がるのはつらいところです。

しかしメーカー側から見ると、単純な値上げだけでは納得されにくいため、性能向上だけでなく、質感やデザイン、所有感を強化しているのかもしれません。

まとめ

今回は、GRシリーズの値上げをきっかけに、各メーカーの人気カメラの発売時価格を比較してみました。

比較してみると、GRシリーズだけでなく、FUJIFILM、Canon、Nikon、SONYなど主要メーカーの人気モデルでも価格上昇が見られました。

特にX-E4からX-E5は約13万円、X100VからX100VIは約10万円の価格差があり、発売当時を知るユーザーほど驚く結果だったのではないでしょうか。

もちろん性能向上や円安、部材価格の高騰といった要因もありますが、今回の比較からはカメラ市場全体で価格帯が上昇していることが分かりました。

GRシリーズの値上げが話題になっていますが、それは決してGRだけの話ではありません。

気になるカメラがある方は、今後の価格改定にも注目しておきたいところです。

※本記事の価格は発売当初のメーカー公式価格・公式直販価格・市場想定価格をもとにした参考値です。実売価格や中古価格、プレミア価格とは異なります。