【比較】Antigravity A1 vs DJI Avata 360|どっちを選ぶべき?違いをユーザー目線で解説

ただし、内容は実際にAntigravity A1を使用したうえで、公開情報も踏まえながらユーザー目線でまとめています。
どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
最近、360°ドローンをSNSでよく見かけるようになった気がします。
その中でも気になるのが、Antigravity A1とDJI Avata 360の2機種です。
どちらも一体型360°カメラを採用した機種ですが、実際に見ていくと、単純なスペック表だけでは選びにくい部分があります。
正直なところ、最初から「360°撮影をしたい」と思ってこのジャンルを検討する人は、そこまで多くないと思います。
むしろ、
- 「できるだけ楽に飛ばしたい」
- 「撮影で失敗したくない」
- 「編集もできれば簡単に済ませたい」
こういった考えの先に、結果として360°ドローンという選択肢が入ってくる人の方が多いはずです。
この記事では、スペック上での比較や価格だけで優劣をつけるのではなく、実際に使うならどちらが自分に合っているのかという視点で整理していきます。
- 【比較】Antigravity A1 vs DJI Avata 360|どっちを選ぶべき?違いをユーザー目線で解説
最初に前提だけ共有しておきます
僕が実際に使用したのはAntigravity A1です。そのため、Antigravity A1については体験ベースで書き、DJI Avata 360については公式公開情報をもとに整理しています。
つまり、今回は両方を同じ条件で使い込んだ実機比較レビューではなく、Antigravity A1の実体験+DJIの公開情報による比較記事です。
まずは360°ドローンそのもののメリットを整理したい

今回の比較で先に整理しておきたいのは、そもそも360°ドローンがなぜ魅力的なのかと言う点です。
一般的なドローンは、飛ばしながら「今どこを向いているか」「被写体がちゃんと入っているか」「構図が崩れていないか」といったことまで意識する必要があります。
一方で360°ドローンは、全方位を記録できるぶん、飛行中に構図へ意識を割きすぎなくていいのが大きなメリットです。
360°ドローンのメリット
- 飛行中に構図を詰めすぎなくていい
- 撮影ミスを減らしやすい
- あとから使える素材を残しやすい
- 編集時に構図を調整しやすい
つまり、360°ドローンの価値は「珍しい映像が撮れる」ことだけではなく、飛行と撮影の負担を減らしてくれることにもあると思っています。
Antigravity A1とDJI Avata 360の違いをざっくり比較
| 項目 | Antigravity A1 | DJI Avata 360 |
|---|---|---|
| 撮影方式 | 一体型360°カメラ | 一体型360°カメラ |
| 撮影モード | 360°撮影ベース | 360° / 単眼のデュアルモード |
| 重量 |
約249g |
約455g (バッテリー込み) |
| 最大飛行時間 | 標準バッテリー:約24分 高容量バッテリー:約39分 |
約23分 |
| 操作スタイル | Visionゴーグル グリップモーションコントローラー |
RC 2 / Goggles 3 / Goggles N3 / RC Motion 3など複数構成あり |
| 編集アプリ | Antigravityアプリで自動編集に対応 | DJI Fly / DJI Studio / LightCut系で編集可能 |
| 編集の方向性 | 360映像をベースに、あとから構図を決めやすい | 撮影した映像をベースに仕上げていくスタイル |
※DJI Avata 360については、現時点で確認できた公式公開情報ベースで整理しています。高容量バッテリーの存在は確認できていないため、飛行時間は通常バッテリー前提で記載しています。
ここからは2機種それぞれの強みを見ていく
Antigravity A1の強みは、軽さ・構成の分かりやすさ・編集の気楽さ

Antigravity A1の分かりやすい強みは、やはり標準バッテリー込みで249gという軽さです。
DJI Avata 360が約455gなので、数値だけ見てもかなり差があります。
もちろん、重量だけで全部が決まるわけではありません。ただ、実際に使うことを考えると、持ち出しやすさや心理的なハードルの低さにはしっかり影響してくるポイントだと思います。
Antigravity A1の軽さが効いてくる場面
- 「今日はちょっと飛ばしてみよう」と思いやすい
- 持ち出すハードルが下がる
- 気軽に撮影へつなげやすい
さらに、標準バッテリーで最大24分、高容量バッテリーなら最大39分というのも魅力です。
DJI Avata 360の最大飛行時間は約23分なので、通常運用では大きな差ではない一方、高容量バッテリーまで含めて見るとAntigravity A1の見え方はかなり変わってきます。
また、ゴーグルの存在も大きいポイントです。
DJIの場合、より没入感を重視するのであれば、上位のゴーグルを選択するという考え方になります。
その点、Antigravity A1はVisionゴーグルが最初からセットになっており、購入した時点で体験の水準がある程度揃っているのは分かりやすいポイントでした。
初めての人ほど、この“最初から迷わなくていい”という点は大きいと感じます。
DJI Avata 360の強みは、選択肢の多さとブランドとしての安心感



一方でDJI Avata 360の強みは、やはりDJIというブランドの安心感と、周辺機器を含めた選択肢の多さだと思います。
RC 2で使うのか、ゴーグルを組み合わせるのか、さらにゴーグルも複数のモデルから選ぶのか。こうした柔軟性は、DJIならではの魅力です。
また、360°だけでなく単眼モードも使える点は、使い方の幅を広げたい人には大きな強みです。
すでにDJI製品を使っている人にとっては、アクセサリーや操作感の親和性も含めて、Avata 360の方が入りやすいと感じるケースもあると思います。
実際にAntigravity A1を飛ばして感じたのは、「360°であること」楽だし楽しい!

実際に飛ばしてみて強く感じたのは、「360°=珍しい映像が撮れる」だけではないということです。
通常のドローンだと、飛ばしながら今どこを向いているか、被写体がフレームに入っているか、構図が破綻していないかまで気にする必要があります。
でもAntigravity A1は、360°で撮っておけば後から切り出せるので、初めてのドローン飛行でもプレッシャーがかなり減りました。
Antigravity A1で実感したメリット
- 飛行中に構図を詰めすぎなくていい
- 「とりあえず撮れている」安心感がある
- 操作そのものに集中しやすい
- あとから使える素材を残しやすい
これは単なるスペック表では見えにくい部分ですが、実際にはかなり大きいです。
そしてこの「撮影の失敗を減らしやすい」という考え方自体は、DJI Avata 360のような360°ドローンにもある程度共通している部分だと思います。
今回はその中でも、Antigravity A1で実際に感じた“気楽さ”を体験ベースで書いています。
編集のラクさは、Antigravity A1を選ぶ理由としてかなり大きい
編集の手軽さという点では、どちらの機種もアプリやソフトを使って仕上げることができます。
その中で、Antigravity A1を実際に使って感じたのは、360映像をベースにあとから構図を決められることと、AIによる自動編集の手軽さです。
素材を選んである程度任せるだけで、それっぽい映像にまとまるのはかなりラクでした。
一方でDJI側も、DJI FlyやDJI Studio、LightCutなどの編集手段が用意されているため、編集自体ができないわけではありません。
ただ今回は実際に使用したAntigravity A1の体験として、「構図を後から決められること」と「編集をある程度任せられること」の組み合わせが、特に分かりやすいポイントだと感じました。
実際にAntigravity A1の自動編集で作成した動画はこちら
映像品質についても軽く触れておく

今回は使い勝手を中心に比較していますが、映像面についても少しだけ触れておきます。
Antigravity A1は、360°カメラの分野で実績のあるInsta360の技術をベースにしており、特にステッチ(繋ぎ目)の処理はかなり自然に感じました。
360°カメラでは、このステッチ処理が甘いと「つなぎ目」が見えてしまい、一気に没入感が落ちてしまいます。
今回は細かい画質比較までは行っていませんが、実際に使った印象としては、違和感なく1つの映像として成立しているという安心感はありました。
このあたりはスペック表では見えにくい部分ですが、360°ドローンを選ぶうえでは意外と重要なポイントだと思います。
価格は「本体価格」だけで見るとズレやすい
価格については、「本体価格」だけで見ると少しズレが出ます。
例えばDJI Avata 360の場合、機体単体では約77,330円、DJI RC 2付属モデルでは約116,380円と、一見するとAntigravity A1よりかなり安く見えます。
ただし、360°ドローンを本格的に楽しむうえでは、どの操作スタイルで使うかが重要です。
DJI Avata 360は構成によって価格が大きく変わり、Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)は約159,830円、Motion Fly Moreコンボ(DJI Goggles N3付き)は約162,140円となっています。
ここで注意したいのが、Motion Fly Moreコンボに含まれるゴーグルは、エントリーモデルにあたるDJI Goggles N3という点です。
DJI Goggles N3単体は約34,320円、より没入感を重視する場合の上位モデルであるDJI Goggles 3は約72,600円からとなっており、上位ゴーグルまで含めて考えると総額の見え方は変わってきます。
一方でAntigravity A1は、Visionゴーグルやコントローラーを含んだインフィニティキットが約211,000円となっており、最初からフル構成に近い形で揃っているのが特徴です。
| 構成イメージ | 内容 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 最安構成 | DJI Avata 360(機体単体) | 約77,330円 |
| 標準構成 | DJI Avata 360(DJI RC 2付属) | 約116,380円 |
| 撮影重視構成 | DJI Avata 360 Fly Moreコンボ (DJI RC 2付属) |
約159,830円 |
| 没入型構成 |
DJI Avata 360 Motion Fly Moreコンボ |
約162,140円 |
| 上位ゴーグル | DJI Goggles 3 | 約72,600円〜 |
| フルセット | Antigravity A1 インフィニティキット | 約211,000円 |
※価格は執筆時点の目安です。セール状況や販売店、構成によって変動する可能性があります。
価格を見るときのコツ
- 本体価格だけでなく、どの操作スタイルで使うかを見る
- ゴーグル込みで比較するのか、RCのみで比較するのかを揃える
- 自分が本当に欲しい体験を基準に比較する
つまり、DJIが安い / Antigravity A1が高いと単純に切るのではなく、どの構成を前提にしているかまで見ておいた方が失敗しにくいと思います。
特に、ゴーグルまで含めた没入型の体験を重視する場合は、単純な本体価格だけでは判断しにくいです。
最初からVisionゴーグルを含めた構成で始められるAntigravity A1と、構成を選びながら組み上げていくDJI Avata 360では、価格の見え方だけでなく、購入時の分かりやすさにも違いがあります。
結論|自分が日常的に使いたいと思えるかで選ぶ

「楽に飛ばしたい」「失敗を減らしたい」「編集も手早く済ませたい」ならAntigravity A1。
一方で、DJIらしい安定感や周辺機器の選択肢、単眼モードも含めて使いたいならAvata 360。
僕はこの整理が一番しっくりきました。
どちらも魅力のある360°ドローンですが、選ぶ基準はスペックや価格だけではないと思います。
特にドローン初心者の場合、飛ばすこと自体に集中したい場面も多いはずです。そう考えると、構図を後から決められて、編集もある程度任せられるAntigravity A1は、かなり扱いやすい選択肢だと感じました。
一方で、すでにDJI製品を使っている人や、操作方法・周辺機器の選択肢を重視したい人は、DJI Avata 360の方が合う可能性もあります。
最終的には、自分が日常的に使いたいと思えるかで選ぶのが一番後悔しにくいはずです。