【読者ファースト】AdSenseの自動広告が多すぎる?数を減らして読みやすくする設定方法

どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。
「広告の配置って難しそう…」と、Googleの自動広告機能に任せている人も多いと思います。
確かに、自動で最適化してくれるのは便利ですよね。
でも、記事を開いた瞬間に広告が出てきて、本文中にも何度も挿入される——正直、読みづらいと感じたことはありませんか?
自動広告は収益性が高い一方で、表示が多すぎると読者の集中を妨げ、離脱の原因にもなります。
「読みやすさも大事。でも収益も捨てたくない」——それがブロガーの本音ですよね。
そんなときは、次の3つのポイントを意識するのがコツです:
- 広告の数は「少なめ」に
- 読者の集中を妨げる広告タイプはOFF
- 自然に溶け込むフォーマットは活かす
本記事では、Google AdSenseの自動広告の量を調整し、読みやすさと収益を両立する方法をわかりやすくご紹介します。
読者ファーストで考えると、自動広告は“多すぎる”ことがある

Googleの自動広告は、「最適な場所に、最適な量の広告を表示する」という設計ですが、それは“収益最適化”の視点です。
読者の立場から見るとどうでしょうか?
ページを開いた瞬間に全画面広告、バナー広告、本文のスクロールすると何度も出てくる広告…。
「せっかく読もうとしたのに邪魔される」と感じ、離脱率に繋がっている可能性は否めません。
読者ファーストで考えるなら、「広告は少なすぎず、多すぎず、必要最小限」に抑えるのがベストです。
特に、ブログの滞在時間や回遊率を大事にしたいなら、広告の配置バランスこそが読者との信頼関係を作るカギになると思います。
次で、自動広告の数を調整する方法を具体的に紹介します。
Googleはなぜ広告を詰め込むのか?読者ファーストとどう両立する?

Google AdSenseの自動広告は、機械学習を活用して「収益が最大化される広告配置」を自動で調整しています。
そのため、Googleに任せっぱなしにしていると、広告が“読者の視点”より“収益性”を優先して表示されているんだと考えられます。
たとえば:
- 記事の冒頭すぐに表示されるバナー広告
- H2とH3の間に何度も割り込むインフィード広告
- ページを移動しようとすると表示される全画面(ビネット)広告
これらは収益性を高めるには効果的ですが、読者の集中を削ぎ、ストレスを感じさせる要因にもなり得ます。
Googleとしては「データに基づく最適化」をしているつもりでも、それが必ずしも“読みやすさ”に直結するとは限らないのが難しいところです。
だからこそ、ブログ運営者自身が「読者ファースト」の視点でバランスを取ることがとっても重要になるんだと思います。
広告の量を減らす方法【設定手順】
ここからは、Google AdSenseの管理画面から自動広告の量を調整する具体的な方法を解説します。
設定は思っているより簡単なので、20分もあれば十分に作業が完了します。
① AdSenseにログインする
まずは、Google AdSenseにログインします。

そして、「広告」→「サイト」をクリック。

変更したいサイトの欄の編集ボタン(赤丸)をクリックします。

オーバレイフォーマット、ページ内フォーマットなど見慣れない文言が出てきます。
細かい設定は下記に記しています。
② オーバーレイフォーマットとは?読者の画面に“かぶさる”広告形式
オーバーレイフォーマットとは、ユーザーの画面上に「重なる」ように表示される広告のことです。
Google AdSenseの自動広告では、以下のようなタイプが含まれます:
| 広告フォーマット | 説明 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| アンカー広告 | ページ下部に固定表示される横長の広告。モバイルでよく表示され、スクロールしても追従する。 | モバイルのみON(PCはOFF) |
| サイドレール広告 | PC版で表示されるサイドバー追従型広告。スクロールしても画面端に固定される。 | ONでもOK(ただしサイトデザインによる) 僕はOFFにしました。 |
| 全画面広告(ビネット広告) | ページ遷移時に表示される全画面タイプの広告。視認性は高いが離脱率が上がる傾向がある。 | OFF(読者のストレスになることが多い) |
これらの広告は収益性は高めですが、読者にとっては「邪魔」「押し間違えた」と感じやすい側面もあるので、やりすぎは要注意です。
特に「読者ファースト」の視点では、表示頻度を抑える or 非表示にするのも一つの選択肢になってきます。
③ 【設定の目安】読者ファースト視点でのおすすめ調整例

自動広告は便利な一方で、そのまま任せておくと読者の集中を妨げるような配置になることもあります。
以下に、読みやすさと収益性のバランスを取るためのおすすめ設定をまとめました。
| 広告フォーマット | おすすめ設定 |
|---|---|
| アンカー広告 | モバイルのみON(PCはOFF) |
| ビネット広告(全画面) | OFF(読者のストレスになることが多い) |
| 関連する検索 | ONでもOK(自然に表示され、読者の違和感が少ない) |
このように、すべてをオンにするのではなく、「最低限必要な広告」だけに絞ることが重要です。
読者満足度を維持しながら、広告収益も確保するためのポイントになります。
④ 広告間の最小間隔のおすすめ設定

「広告間の最小間隔」は、広告と広告の間にどれくらいスペースを空けるかを指定できる設定です。
スライダーの位置によって以下のように変わります。
| スライダー位置 | 距離(px) | 表示される広告の傾向 |
|---|---|---|
| 右 | 50px | 広告が近くに表示され、密集感が出やすい |
| 左 | 1000px | 広告同士が大きく離れ、自然と表示数が減る |
| あなたの設定 | 780px | 読者のストレスを抑えつつ、広告効果も確保するバランス設定 |
おすすめは「500〜800px」付近。
読みやすさと収益性のバランスをとるにはこのあたりがちょうどよく、
読者がストレスを感じにくい表示が可能です。
⑤ 「記事ページ上にある他の広告プレースメントを探す」とは?
このオプションを有効にすると、すでにページに存在している手動広告や他の自動広告をGoogleが認識し、重複して広告を配置することを避けてくれるようになります。
つまり、「自動広告が多すぎる問題」や「広告がかたまりすぎて読みにくい問題」を防ぐための仕組みです。
読者ファーストなブログ運営を目指すなら、必ずONにしておくべき設定です。
⑥ 設定を保存して完了
調整が終わったら右下の「サイトに適用」ボタンを押して変更を反映させましょう。
設定変更から数時間〜1日程度で反映されるはずなので、ここまできたら気長に待つとしましょう。
実際にやってみた結果→読みやすさ改善!
設定変更から数時間で広告の表示頻度が変わりました。
- 冒頭の広告が減って、記事の導入文が読みやすくなった
- 本文中の広告挿入回数も明らかに減少しストレス軽減
- 読者が途中で離脱しにくくなる感触がある。
アドセンスの設定を変更したのがアクセスが集中しやすい土日だったので、これが広告数を変更した効果なのかはまだ断言できません。
もう少しデータをとってからじゃないと結果検証はわからないですね。
収益はどうなった?
広告数を減らしたことで収益は減少するかもしれないけど、変更前の大量広告は読みにくいことこの上ないので、それで収益が下がってもいいと覚悟はできていました。
まだ変更してから日が浅くデータがまだ足りないため結果はまだわからないというのが正直なところですが、直感的には「ほぼほぼ現状維持」できていると思います。
読者ファーストを意識したことで、ページ滞在時間が増え回遊率が上がれば結果的に収益も上がると考えているので、長期的な効果を期待したいです!
まとめ|読まれる記事は“読みやすさ”から

Googleの自動広告は収益面では強力なツールですが、設定次第では読者体験を損ねてしまうリスクもあります。
「せっかく来てくれた人に、ちゃんと読んでもらえるブログにしたい」——
そんな気持ちがあるなら、広告の量を調整する価値は十分にあります。
ほんの数分の設定変更で、読みやすさも、収益も、バランス良く両立できるはず。
読者との信頼を積み重ねるために、今一度、自動広告の設定を見直してみませんか?